2020年04月27日
〈事務局日記〉0367:第14回「ふくおか景観フェスタ」中止
写真@:「県屋外広告景観賞」の受賞紹介の展示パネルを見る「第13回県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜」入場者
=福岡市の「アクロス福岡」で、2019年7月15日撮影
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で
第14回「ふくおか景観フェスタ」中止
福岡県美しいまちづくり協議会(事務局・県都市計画課)から福津市の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」事務局に4月27日、令和2年5月30日(土)に福岡市のアクロス福岡で開催を予定していた「第14回県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜」の中止のお知らせ文書が郵送されてきました。臨時総会の結果を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響、参加者の健康・安全に配慮し、開催を中止することになったとしています。
県美しいまちづくり協議会は、県や県内市町村と「海とまちなみの会」や「町並みネットワーク福岡」といった県内各地のまちづくり団体などで組織。令和元年の「第13回県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜」=写真@=は、「海の日」の7月15日(月)にアクロス福岡で「海とまちなみの会」も参加した運営スタッフにより開催され、まちづくり団体の活動発表や「県屋外広告景観賞」の受賞団体紹介のパネル展示などが行われました。
2020年01月24日
〈事務局日記〉0365:『はちがめ通信18号』発行
写真@:会報ニュース『はちがめ通信18号』の1面
令和最初の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信18号』を発行しました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は1月24日、会報ニュース『はちがめ通信18号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を26日付で発行、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。1面=写真@=には、「海とまちなみの会」が、福津市立津屋崎小学校5年2組の児童から依頼され、令和元年(2019年)10月15日に行った「津屋崎塩田」の歴史や玄界灘に面した「恋の浦」の海水での塩作りの講話と、同2年(2020年)1月18日に海水を使っての塩作り体験授業にゲストティーチャーとしてボランティアで協力した活動を特集。
津屋崎小5年2組の児童40人が自主的に取り組む地域学習のテーマに、津屋崎の海水での塩作りを決め、平成22年(2010年)4月17,18両日、福津市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」で開催された「津屋崎千軒うみがめ祭・町家まつり」で「塩作り体験教室」を開いた「海とまちなみの会」に協力を依頼。津屋崎塩田の歴史と「恋の浦」の海水での塩作りの講話は令和元年10月15日、5年2組の教室で午後の授業時間に行われ、「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が電子黒板にスライドを映写し、福岡藩が江戸時代に津屋崎・勝浦両塩田を開発し、筑前の塩生産量の90%を占め、“津屋崎は塩で保(も)つ”と言われるほど津屋崎千軒の繁栄を支えた歴史や、塩田の作り方などを説明、「町家まつり」で開催の「塩作り体験教室」で講義した梶原康弘・「海とまちなみの会」会員の「恋の浦」の海水での塩作り工程について話しました。
令和2年1月18日の塩作り体験授業は、津屋崎小家庭科室で開催。梶原会員が持参した「恋の浦」で汲んだ海水をコンロに載せた鍋に入れ、児童たちがガスで焚いて1時間余りで塩の結晶(粗塩)が出来上がり、フライパンで炙って焼塩に仕上げて感動する様子をカラー写真3枚付きで紹介しています。
1面下段には、「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が令和元年(2019年)5月19日、里山のふもとに建つ万葉歌碑を訪ね、田園の麦秋絶景をゆっくり歩いて満喫しようと初めて開催した令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパスで、福津・宗像両市からの参加者20人が「津屋崎里歩きフットパス」コースの麦秋の「在自山・田園絶景地」を訪れ、「星ケ丘の万葉歌碑」探訪を楽しむ模様を掲載しています。このほか、同年11月2日に福岡市東区の箱崎・馬出地区に118人が集い開催された「第7回まちなみフォーラム福岡in唐津街道箱崎宿〜町並みや町家を未来につなぐ〜」で、金氣順也・「海とまちなみの会」会員が津屋崎千軒に残る築百年超の旧「玉乃井旅館」の建物修復、喫茶開催など保存・活用プロジェクトについて発表した様子を写真付きで紹介。
2面=写真A=トップ記事は、「海とまちなみの会」と「カメリアステージ」が令和元年(2019年)8月25日に開催した宮地浜「夕陽風景時計設置5周年&「カメリアステージ」開館2周年記念、絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオークで、福岡、北九州、福津3市から参加の17人が、「宮地嶽神社」参道石段の光の道@[陽絶景地から、宮地浜「夕陽風景時計」、「津屋崎松原」など約3`を2時間余り歩き、景色や海浜植物の花、野鳥の鳴き声を楽しむ様子を掲載しています。
写真A:『はちがめ通信18号』の2面
2面下段には、「海とまちなみの会」が2019年12月15日に行った宮地浜「夕陽風景時計」(幅1.1m、奥行き70cm、高さ90 cm)土台周囲の砂埋め作業と、2020年1月11日の土台周囲への土嚢積みを写真2枚を添えて掲載。市民のご協力に感謝し、夕陽の絶景が楽しめる人気スポットとして貴重な時計の保全活動を呼びかけていきます。
このほか、福津市カメリアステージ歴史資料館が2019年10月5日、同市宮司元町の「宮地嶽神社」境内で開いた「宮地嶽神社の撮影スポットを巡るデジカメ講座」で、「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が撮影スポット紹介の講師を務め、2月下旬と10月中旬の年に二度しか見られない“光の道”の参道石段や、奥之宮八社などの撮影スポットをガイドした記事などを掲載。
2019年12月27日
〈事務局日記〉0363:2019年を振り返って
写真@:令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス
参加者たちの前に広がる麦秋の在自山・田園絶景
=福津市津屋崎7丁目の「津屋崎里歩きフットパス」コースの在自山・田園ビューポイントで、2019年5月19日午前10時10分撮影
〜「海とまちなみの会」2019年を振り返って〜
令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパスを初開催
町興し活動の原点を踏まえ、地域の宝発掘で町興しで後世へつなぐ
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は12月22日、福津市複合文化センター「カメリアステージ図書館」で例会を開きました。2019年の本会活動では、5月19日に令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパスを初めて開催=写真@=。平成19年に発足した本会活動の原点を踏まえ、2020年も地域の宝を見詰め直して後世に伝える活動を継続できるよう協議しました。以下は、19年の活動回顧です。
福津市複合文化センター歴史資料館の主催事業「津屋崎千軒の撮影スポットを巡るデジカメ講座」(受講無料)が2月9日、津屋崎千軒の町並み散策を楽しみながら開催。まちづくりボランティア団体として、「海とまちなみの会」が江戸時代から栄えたA Quaint Town Tsuyazaki-sengen(古風な趣のある町・津屋崎千軒)の撮影スポットを紹介するガイドを務め、講師の「ヤスタカ写真事務所」(同市津屋崎)の元村安孝氏が撮影スポットでデジカメ撮影の方法についてアドバイスして行われました。
福津市内外から受講した男女14人が午後1時、吉村勝利・「海とまちなみの会」会長のガイドで市複合文化センター前から町家に卯建と鏝絵の残る路地を散策。「筑前津屋崎人形巧房」では、明治時代に赤ちゃんのおしゃぶりとして米粉で色塗りした人形で、独特の表情がかわいいと新聞やテレビ、ネットで紹介され、品切れ状態になるほど人気の「ごん太」も撮影しました。続いて同3時まで「豊村酒造」、「藍の家」、旧「玉乃井旅館」を訪ね、お気に入りのショットを次々とカメラに収め、町家の奥座敷まで撮影させていただいたと笑顔がこぼれる人も。
平成最後の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信17号』を発行しました
「海とまちなみの会」は4月15日、会報ニュース『はちがめ通信17号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を20日付で発行、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。1面には、「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が2018年10月3日から11月17日まで同センターで開催した「津屋崎馬鉄道と津屋崎塩田」回顧展(観覧無料)と、11月17日に初めて開催の「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を特集。(4月)。
福津市・「星ケ丘の万葉歌碑」を訪ね、田園の麦秋絶景を満喫しました
令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス
令和元年スタートを祝い、里山のふもとに建つ万葉歌碑を訪ね、田園の麦秋絶景をゆっくり歩いて満喫しましょう――――「海とまちなみの会」と「カメリアステージ」は5月19日、令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス=写真@=を開催。福津、宗像両市から参加の男女20人が、本会と福津市で作成の「津屋崎里歩きフットパス」マップ(A3判)を手に、本会観光ボランティアガイドの案内で約2時間、揚げ雲雀のさえずりや、麦秋の田園風景などの自然を五感で楽しみながら約3Kmをゆっくり歩き、万葉の時代に想いを馳せました。
午前10時に福津市津屋崎1丁目の「カメリアステージ」を出発。「津屋崎里歩きフットパス」コースの麦秋の「在自山・田園絶景地」を訪れ、麦畑の上空で囀る雲雀を見ながら畦道を通って宮司6丁目の農業用ため池「新堤池」のノアザミの青い花や、けたたましく鳴くカイツブリや池から飛び立つカワウの姿を観察。続いて、『万葉集』巻12に収録されている地名・在千潟(ありちがた)を枕詞にした歌<在千潟 あり慰めて 行かめとも 家なる妹い いふかしみせむ>が石碑に刻まれている「星ケ丘の万葉歌碑」=写真A=を訪ねたあと、在自の金刀比羅神社に参拝、「カメリアステージ」で12時解散。希望者は1階にあるカフェでカメリアステージ提供のドリンク割引券でアイスココアなどのお茶も楽しみ、フットパス体験で話が弾んでいました。(5月)
写真A:「星ケ丘の万葉歌碑」を訪れた参加者たち
=5月19日午前10時55分撮影
福岡県内のまちづくり団体や大学、市町村、県などで組織している「福岡県美しいまちづくり協議会」(事務局・県都市計画課)と県主催の第13回福岡県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜が「海の日」の7月15日、午前10時から午後4時まで福岡市中央区天神1のアクロス福岡・天神中央公園で開かれ、加盟団体の「海とまちなみの会」会員も、運営スタッフとして参加しました。(7月)。
〜宮地浜「夕陽風景時計」設置5周年&福津市「カメリアステージ」開館2周年記念〜
絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオーク開催
「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」は8月25日、絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオークを開催。「海とまちなみの会」が平成26年7月に開設した「津屋崎里歩きフットパス」(新日本歩く道紀行推進機構から『絶景の道100選』認定)発着点の砂浜に設置した、宮地浜「夕陽風景時計」の設置5周年と、同29年7月オープンした福津市初のカフェも備えた図書館・歴史資料館を収容する「カメリアステージ」の開館2周年を記念するイベントで、福岡、北九州、福津3市から男女17人の方の参加をいただきました。(8月)
福津市カメリアステージ図書館で9月21日、同館主催の「カフェトーク」が開かれ、講師を務めた「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が平成19年(2007年)の会発足から令和元年(2019年)まで12年間のまちづくりボランティア団体活動の体験を踏まえ、「津屋崎再発見!」のテーマで講演させていただきました。(9月)
宮地嶽神社の撮影スポット巡りでガイドさせていただきました
福津市カメリアステージ歴史資料館主催の「デジカメ講座」
福津市カメリアステージ歴史資料館主催の「宮地嶽神社の撮影スポットを巡るデジカメ講座」(参加無料)が10月5日、同市宮司元町の「宮地嶽神社」境内で開かれ、撮影スポット紹介の講師を務めた「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が2月下旬と10月中旬の年に二度しか見られない“光の道”の参道石段や、奥之宮八社などの撮影スポットをガイドさせていただきました。「デジカメ講座」の参加者は、定員15人先着順の公募に福津市内外から申し込んだカメラ愛好の男女15人の方たちです。(10月)
「海とまちなみの会」は10月15日、福津市立津屋崎小5年2組の児童たちから依頼され、津屋崎塩田の歴史と「恋の浦」の海水での塩作りの講話を行いました。 5年2組の児童40人が自主的に取り組む地域学習のテーマに、津屋崎の海水での塩作りを決め、平成22年(2010年)4月17,18両日、福津市まちおこしセンター「津屋崎千軒なごみ」で開かれた「津屋崎千軒うみがめ祭・町家まつり」で「塩作り体験教室」を開催した「海とまちなみの会」に講話を依頼。15日の講話は5年2組の午後の授業時間に行われ、「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が電子黒板にスライドを映写し、福岡藩が江戸時代に津屋崎・勝浦両塩田を開発し、筑前の塩生産量の90%を占め、“津屋崎は塩で保(も)つ”と言われるほど津屋崎千軒の繁栄を支えた歴史や、塩田の作り方、製塩の工程を説明、「塩作り体験教室」で「恋の浦」の海水での塩作りを指導した梶原康弘会員の塩作り工程について話しました。(10月)
「全国フットパスの集い2019in但馬」(実行委員会主催、「日本フットパス協会」共催)が10月26、27両日、兵庫県豊岡市で開かれ、「日本フットパス協会」に加盟している「海とまちなみの会」会員も参加しました。
26日は、午前7時15分から豊岡市内2コースでフットパスウオークが開催され、「大空を舞うコウノトリに出会えるコース」(約4Km)には「海とまちなみの会」会員ら全国から訪れた約40人が参加。昭和46年(1971年)に豊岡市で野生最後のコウノトリの姿が日本から消えたあと、旧ソ連から若鳥を譲り受け4半世紀をかけて野生復帰に成功したという保護地区の水田を、フットパス参加者らは地元ガイドの案内で歩き、上空を舞うコウノトリを撮影、人工の巣塔や送電線鉄塔に舞い降りた姿を観察しました。(10月)
写真B:旧「玉乃井旅館」の保存・活用プロジェクトについて発表する金氣順也・「海とまちなみの会」会員
=福岡市東区馬出4の県教育会館で、2019年11月2日午後3時5分撮影
「第7回まちなみフォーラム福岡in唐津街道箱崎宿」開催
〜町並みや町家を未来につなぐ〜
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」もパネリストなど参加
福岡県内各地の文化的・歴史的資産である町並みを後世に残そうと、「第7回まちなみフォーラム福岡in唐津街道箱崎宿〜町並みや町家を未来につなぐ〜」(主催・「唐津街道箱崎宿箱崎・馬出プロジェクト」、「まちなみネットワーク福岡」)が11月2日、福岡市東区の箱崎・馬出地区で開催。県内のまちづくり団体で組織している「まちなみネットワーク福岡」に加盟している「海とまちなみの会」からも会員3人が参加しました。
午前10時から町並みフィールドワークが行われ、67人が4班に分かれて地元ガイドの先導で東区馬出4丁目の県教育会館から歩き、箱崎・馬出地区にある明治初期に「唐津街道」沿いに建てられた「箱嶋家住宅」(国登録有形文化財)など町家5軒を見学、正午前に筥崎宮に到着。
午後1時からは県教育会館で開会セレモニーがあり、118人が出席。「箱嶋家住宅」当主の箱嶋文衛・「唐津街道箱崎宿箱崎・馬出プロジェクト」代表と大塚政徳・「まちなみネットワーク福岡」代表が主催者挨拶を行い、田村邦明・筥崎宮第57代宮司が「筥崎宮境内に残る本殿・拝殿、楼門など国指定重要文化財の歴史的建造物を将来に伝え、箱崎に点在する町家を残す意義や取り組みへのご提案をいただきたい」と基調講演しました。続いて、松浦一之介・福岡市文化財活用課文化財建造物専門員が「イタリアの景観政策」の文化財保護と理念を紹介、開催地の和田阜・馬出校区自治協議会副会長が箱崎宿界隈の町家巡りイベントや町家調査など「唐津街道箱崎宿箱崎・馬出プロジェクト」の活動を報告しました。
午後3時からは、第T分科会「子どもにつなぐ:子どもたちに町並みや町家の魅力を伝えていく工夫」、第U分科会「民でつなぐ:町並みや町家を守り活かす輪の広げ方」を開催。第U分科会では、福津市宮地浜の一級建築士金氣順也・「海とまちなみの会」会員が津屋崎千軒に残る木造2階建て築百年超の旧「玉乃井旅館」の建物修復、現代美術展、喫茶玉乃井開催など保存・活用プロジェクトについて発表しました=写真B=。(11月)
写真C:宮地浜「夕陽風景時計」土台周囲の砂埋め作業の「海とまちなみの会」会員たち
=福津市宮司浜4丁目で、2019年12月15日午前10時5分撮影
宮地浜「夕陽風景時計」土台周囲の砂埋め作業を行いました
市民のご協力に感謝し、人気スポットの時計の保全続けます
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は12月15日午前、福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」(幅1.1m、奥行き70cm、高さ90 cm)土台周囲の砂埋め作業を10人で1時間半行いました=写真C=。市民の皆様のご協力に感謝し、これからも夕陽の絶景が楽しめる人気スポットとして貴重な時計を守っていきます。
「宮地嶽神社」参道石段最上部から2月23日ごろと10月18日ごろ年に二度だけ、夕陽が参道を黄金色に照らしながら玄界灘に浮かぶ相島(福岡県新宮町)の背後に沈む光景が、平成28年(2016年)2月に人気アイドルグループ「嵐」のJALの国内旅行企画CMで、光の道≠ニしてテレビ放映され、全国的に知られる絶景スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。 (12月)
2020年も、『絶景の道100選』認定・「津屋崎里歩きフットパス」と宮地浜「夕陽風景時計」、「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を活用し、フットパスウオークや〈津屋崎千軒〉観光ツアー、津屋崎ファンのお客様のおもてなしガイドと、まちづくりのボランティア活動を続けて参ります。
今年1年間、多くの方々にご支援いただき、感謝申し上げます。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
2019年10月27日
〈事務局日記〉0363:「全国フットパスの集いin但馬」開催
写真@:保護地区の水田上空を舞う野生のコウノトリ
=兵庫県豊岡市で、10月26日午前10時25分撮影
兵庫県豊岡市で「全国フットパスの集い2019in但馬」開催
「大空を舞うコウノトリに出会えるコース」のフットパスに参加しました
「全国フットパスの集い2019in但馬」(実行委員会主催、「日本フットパス協会」共催)が10月26、27両日、兵庫県豊岡市で開かれ、「日本フットパス協会」に加盟している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員も参加しました。
26日は、午前7時15分から豊岡市内2コースでフットパスウオークが開催され、「大空を舞うコウノトリに出会えるコース」(約4Km)には「海とまちなみの会」会員ら全国から訪れた約40人が参加。昭和46年(1971年)に豊岡市で野生最後のコウノトリの姿が日本から消えたあと、旧ソ連から若鳥を譲り受け4半世紀をかけて野生復帰に成功したという保護地区の水田を、フットパス参加者らは地元ガイドの案内で歩き、上空を舞うコウノトリを撮影=写真@=、人工の巣塔や送電線鉄塔に舞い降りた姿を観察しました=写真A=。
写真A:送電線鉄塔に舞い降りたコウノトリを観察する人たち
午後0時30分からは、豊岡市大手町の「アイティ」で日本フットパス協会(事務局・東京)の平令和元年度定期総会が開かれ、同1時30分からは「フットパスフォーラム」が開かれ、石阪丈一・日本フットパス協会会長(町田市長)が「フットパスを楽しむ皆様の活動で、創立10周年の本会の加盟会員は右肩上がりで増えています」と挨拶=写真B=。この後、「但馬の魅力を味わうフットパスって?」と題した女優河合美智子さん(2018年、豊岡市に移住)の対談や、国内各地の取り組みが発表されました。
写真B:「フットパスフォーラム」で挨拶する石阪丈一・日本フットパス協会会長
27日は、午前9時30分から6コース別のフットパウオークが行われました。
2019年10月05日
〈事務局日記〉0362:デジカメ講座
写真@:“光の道”の参道石段で吉村勝利・「海とまちなみの会」会長(左端)の説明を聞く参加者の方たち
=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」で、10月5日撮影
宮地嶽神社の撮影スポット巡りでガイドさせていただきました
福津市カメリアステージ歴史資料館主催の「デジカメ講座」
福津市カメリアステージ歴史資料館主催の「宮地嶽神社の撮影スポットを巡るデジカメ講座」(参加無料)が10月5日、同市宮司元町の「宮地嶽神社」境内で開かれ、撮影スポット紹介の講師を務めた「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が2月下旬と10月中旬の年に二度しか見られない“光の道”の参道石段や、奥之宮八社などの撮影スポットをガイドさせていただきました=写真@=。
「デジカメ講座」の参加者は、定員15人先着順の公募に福津市内外から申し込んだカメラ愛好の男女15人の方たちで、午前10時に「宮地嶽神社」第一駐車場をスタート。門前町商店街の参道から81段ある石段最上部に上り、玄界灘に浮かぶ「相島」(福岡県新宮町)まで直線で見渡せる絶景や、楼門、チタン合金板を接合してできた黄金色の豪華屋根の本殿などの撮影スポットを正午まで巡り、元村安孝・「ヤスタカ写真事務所」(福津市津屋崎)代表のアドバイスを受けながら盛んにカメラのシャッターを切っていました。
2019年09月21日
〈事務局日記〉0361:カフェトーク
写真@:講演する吉村勝利・「海とまちなみの会」会長
=福津市カメリアステージ図書館・多目的室で、9月21日撮影
津屋崎再発見! のテーマで講演させていただきました
福津市カメリアステージ図書館主催の「カフェトーク」
福津市カメリアステージ図書館で9月21日、同館主催の「カフェトーク」が開かれ、講師を務めた「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が平成19年(2007年)の会発足から令和元年(2019年)まで12年間のまちづくりボランティア団体活動の体験を踏まえ、「津屋崎再発見!」のテーマで講演させていただきました=写真@=。
「カフェトーク」は午前11時から図書館2階の多目的室で開かれ、福津市民男女13人が参加。吉村勝利会長が、「海とまちなみの会」の津屋崎千軒町歩きや「津屋崎里歩きフットパス」のガイド活動、郷土の歴史・自然・文化を学ぶ「津屋崎千軒ふるさと塾」などで再発見した津屋崎の子守歌、古風な趣のある町並みに残る卯建や鏝絵が残る町家、「津屋崎の恋人岬」や夕陽の絶景ポイント、万葉歌人が歩いたとされる万葉古道、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門が津屋崎地区に残した町興しの足跡、海を渡る蝶・アサギマダラが飛来する津屋崎浜の海浜植物・スナビキソウの貴重な群生地など“津屋崎の魅力と宝”をスライドでスクリーンに映写して紹介しました。この後、参加者から「鏝絵って何ですか」「津屋崎の古名は通夜崎では?」などの質問を受け、カメリア・カフェ提供のドリンクを飲みながらトークが弾みました。
2019年07月15日
〈事務局日記〉0359:第13回福岡県景観大会に参加
写真@:「海とまちなみの会」など加盟団体のまちづくりの取り組みを発表する「まちなみネットワーク福岡」の大塚政徳会長
福岡市のアクロス福岡・天神中央公園で開催
第13回福岡県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜に参加
福岡県内のまちづくり団体や大学、市町村、県などで組織している「福岡県美しいまちづくり協議会」(事務局・県都市計画課)と県主催の第13回福岡県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜が「海の日」の7月15日、午前10時から午後4時まで福岡市中央区天神1のアクロス福岡・天神中央公園で開かれ、加盟団体の福津市・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員も、運営スタッフとして参加しました。
アクロス福岡のアトリウム、コミュニケーションエリアでは、各地のまちづくり活動紹介のパネルを展示。円形ホールでは、県が公募した「福岡県美しい景観選・絵画部門」や、県屋外広告景観賞、県美しいまちづくり建築賞の各入賞・受賞者の表彰式が行われました。イベントエリアでは、「海とまちなみの会」ら県内のまちづくり10団体で組織している「まちなみネットワーク福岡」(大塚政徳会長)=写真@=や、九州大学などが各地のまちづくりの取り組みを発表しました。
2019年07月12日
〈事務局日記〉0358:フットパス開催記事が「広報ふくつ」2019年7月号に掲載
写真@:福津市の広報誌「広報ふくつ」7月号の「まちの話題」に掲載された令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス開催記事
福津市の広報誌に開催記事が掲載されました
星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が5月19日(日)に主催した令和元年記念・星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパスの開催記事が、福津市の広報誌「広報ふくつ」7月号の「まちの話題」に掲載されました=写真@=。
「星ケ丘の万葉歌碑探訪」「津屋崎フットパス」の2行見出しに、「星ケ丘の高台の公園にある万葉歌碑」を「津屋崎千軒 海とまちなみの会」のガイドでフットパス参加者が訪れた様子のカラー写真付き。掲載記事では〈フットパスとは、ありのままの風景を楽しみながら歩くことができる小道のこと〉と説明。さらに〈ガイドの案内を受けながら在自の金刀比神社などを歩きました。中でも、万葉歌碑の前では、令和の由来である万葉集にちなんだものということもあり、参加者は熱心に聞き入っていました〉と紹介されています。
2019年06月19日
〈事務局日記〉0357:宮地浜「夕陽風景時計」清掃
写真@:宮地浜「夕陽風景時計」を清める「海とまちなみの会」会員たち
=福津市宮司浜4丁目で、2019年6月19日午前8時50分撮影
宮地浜「夕陽風景時計」の汚れを清めました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は7月19日午前、福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」(幅1.1m、奥行き70cm、高さ90 cm)を会員4人で清掃しました=写真@=。毎月1回、汚れを水で清め、周辺に吹き寄せた砂を除去しており、令和元年度最初の清掃活動です。清掃後、訪れた観光の男性に「夕陽風景時計」の見方もお話ししました。
宮地浜「夕陽風景時計」は、本会が福津市制施行10周年記念事業として平成26年(2014年)7月6日、市民ら約2百人から寄せられた募金約40万円で「宮地嶽神社」参道石段最上部から、真っすぐ1.4`先の宮地浜に設置。扇形に描いたステンレス製の時計版の縦軸に日没時刻、横軸に方位と水平線に見える島影の約150度の「パノラマ風景」が刻まれており、横八文字形の「夕陽ループ曲線」をたどれば、一年間を通じて夕陽が沈む方向と時刻が分かります。
「夕陽ループ曲線」によると、「宮地嶽神社」後方の東側から昇る太陽は、昼の時間が最も短い「冬至」の12月22日ごろは糸島市の糸島半島の背後に沈み、昼の時間が最も長い「夏至」の6月21日ごろは福津市の渡半島の背後に沈みます。「宮地嶽神社」参道石段最上部から2月23日ごろと10月18日ごろ年に二度だけ、夕陽が参道を黄金色に照らしながら玄界灘に浮かぶ相島(福岡県新宮町)の背後に沈む光景が、平成28年(2016年)2月に人気アイドルグループ「嵐」のJALの国内旅行企画『先得』シリーズ新CMで、光の道≠ニしてテレビ放映され、全国的に知られる絶景スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。
2019年06月09日
〈事務局日記〉0356:「海とまちなみの会」定期総会
写真:2018年7月29日開催の『絶景の道』と宮地浜「夕陽風景時計」・松原を巡るフットパスの参加者たち
=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」参道沿いのタブ゙ノキの前で午前9時15分撮影
「海とまちなみの会」定期総会で令和元年度事業決定
8月25日(日)に『絶景の道』を巡る夏休みフットパス開催
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は6月9日、福津市の「カメリアステージ」多目的室
で令和元年度定期総会を開き、同年度事業として@祝日「海の日」の7月15日(月)10時〜16時に福岡市中央区天神1の「アクロス福岡」で開催の第13回福岡県景観大会「ふくおか景観ファスタ」に、県と相主催団体の県美しいまちづくり協議会の加盟団体として参加するA8月25日(日)に福津市の宮地浜「夕陽風景時計」設置5周年&「カメリアステージ」開館2周年記念の「津屋崎里歩きフットパス」(『絶景の道100選』認定)夏休みウオーク=写真は2018年7月29日開催のフットパス参加者=を開催B令和2年5月17日(日)に「星ケ丘の万葉歌碑探訪&麦秋の津屋崎里歩きを楽しむフットパス2020」を開催する――ことなどを決めました。
2019年05月14日
記事190514:アサギマダラ観察会
写真@:スナビキソウの花の蜜を吸う雄のアサギマダラ
=福津市・津屋崎浜で、2019年5月13日午前9時35分撮影
“渡り蝶”・アサギマダラの今季初観察会開催
――福津市・津屋崎浜のスナビキソウ群生地
「津屋崎千軒海とまちなみの会」は、5月14日午前8時から福津市・津屋崎浜のスナビキソウ群生地で、今季初のアサギマダラ観察会を開きました。
今季の津屋崎浜への“渡り蝶”・アサギマダラの初飛来(雄2頭)は、2017、2018両年と同じ5月5日。「海とまちなみの会」会員が8日に飛来した雄1頭に初めてマーキングしたのをはじめ、13日=写真@=までに計8頭(いずれも雄)をマークしていました。
14日は、小野清巳会員らが4頭(いずれも雄)にマーク。これで今季の津屋崎浜への飛来数は14頭、マーク個体数は12頭です。
2019年04月22日
〈事務局日記〉0355:豊村酒造で講演会
写真@:「豊村酒造」で講演する藤野清次九州大学名誉教授
藤野清次九州大学名誉教授が「豊村酒造」で講演
津屋崎の古い白黒写真のAI技術によるカラー化の意義について
福津市津屋崎で「第22回津屋崎千軒よっちゃん祭」が開催された4月21日(日)、同市津屋崎3丁目の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ボランティアガイド拠点事務所・「貝寄せ館」に、藤野清次九州大学名誉教授が立ち寄られ、会員ガイドが館内に掲示の津屋崎馬車鉄道や筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門(1860−1947年)の“お抱え運転手”で津屋崎に家があった中村林蔵氏の写真、「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図などを説明。この後、近くの明治7年創業の「豊村酒造」で開かれた講演会で、藤野名誉教授が「AI(人口知能)で想い出のカラー化―津屋崎の祭りと人と酒―」と題して講演=写真@=され、祭で入場した観光客や市民とともに会員らも聴講しました。
藤野名誉教授はAI(人口知能)の自動色付け技術を使って昔の白黒写真のカラー化に取り組んでおられ、「豊村酒造」に保存されていた正面外観の白黒写真をカラー化=写真A=した結果、正面前に人力車が止まっていることが明らかになり、人力車が利用されていた時代に撮影した写真と分かったと講演。また、津屋崎山笠や中村林蔵氏が外車・キャデラツクの前に立つ姿、大正10年ごろ旧福間駅前広場に停車した3台の津屋崎馬車鉄道、伊藤伝右衛門が宮地嶽神社に昭和10年代に寄贈した赤銅の大鳥居(戦時中に金属供出で撤去)の白黒写真をカラー化した写真も紹介し、金属光沢のある赤銅色で蘇った赤銅の大鳥居が「六百俵の石碑」そばの参道石段に建てられていたと解説、聴講の人たちから、筑波大学の研究者らが開発したというAIの自動色付け技術について「私も使ってみたい。正確にカラー化できない場合もありますか」の質問が出されるなど感嘆の声が上がっていました。
写真A:「豊村酒造」に保存されていた正面外観の白黒写真(左)とカラー化した写真
白黒写真をカラー化する意義について、藤野名誉教授は@観光業に役立てられるA記憶を蘇らせ、人を元気にしてくれる、と指摘されました。
2019年04月15日
〈事務局日記〉0354:『はちがめ通信17号』発行
写真@:会報ニュース『はちがめ通信17号』の1面
平成最後の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信17号』を発行しました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は4月15日、会報ニュース『はちがめ通信17号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を20日付で発行、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。福津市津屋崎で「第22回津屋崎千軒よっちゃん祭」が開催される20日(土),21日(日)の11〜15時に開館11〜15時する「海とまちなみの会」の観光ボランティアガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(津屋崎3丁目18−16)でも、会員や来館される市民、観光客の皆様に配布します。
1面=写真@=には、「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が2018年10月3日から11月17日まで同センターで開催した「津屋崎馬鉄道と津屋崎塩田」回顧展(観覧無料)と、11月17日に初めて開催の「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を特集。
「津屋崎馬鉄道と津屋崎塩田」回顧展では、「津屋崎馬車鉄道」の写真や、馬鉄津屋崎駅の位置も示した「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図(「海とまちなみの会」が平成20年=2008年に作成)、津屋崎塩田位置図、旧熊本塩務局津屋崎出張所文書庫(通称「塩倉庫」)の写真など関連資料計8点を展示。10月24日付毎日新聞福岡東版に「津屋崎馬車鉄道と塩田しのぶ」の3段見出しと写真付きで掲載されたことも紹介しています。
「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」は、平成19年に発足した「海とまちなみの会」が、町興し活動の原点に返って地域の宝を見詰め直し、後世に伝えたいと企画、本会が同26年に福津市初のフットパスとして開設した「津屋崎里歩きフットパス」(宮地浜「夕陽風景時計」発着の歩程6.8`・b)の新日本歩く道推進機構による『絶景の道100選』認定(平成27年)3周年記念も兼ねたイベントです。市内2つ目のフットパスとして開設の「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」コースは、「カメリアステージ」発着の歩程2.6`・bで、11月17日の初ウオークには市内外から参加の男女20人が、本会手づくりのレトロな町並み散策地図・『津屋崎千軒そうつこう』(A2判カラー印刷)を手に本会ガイドの案内で馬鉄津屋崎駅跡や、筑前津屋崎人形工巧房、「塩倉庫」、明治創業の「豊村酒造」などを訪ね、約2時間のフットパスを楽しみました。
1面下段には、福津市と国立大学法人九州工大環境デザイン研究室が平成31年1月26日主催した「ふくつ環境シンポジウム2019」持続可能なまちづくりに向けて〜環境・経済・人づくり=に「海とまちなみの会」会員も参加したことを紹介しています。
2面=写真A=トップ記事は、「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が2018年7月29日に開催した絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオークです。福岡、古賀、福津3市の男女17人が、福津市宮司3丁目の旅館「大阪屋」前をスタート、本会女性ガイドの案内で「宮地嶽神社」境内のタブノキの古木の説明を聞き、参道石段から直線で1.4Km先の同市宮司浜4丁目の「宮地浜」(国有地)に本会が設置した宮地浜「夕陽風景時計」まで光の道≠歩きました。この後、「宮司・浜の松原」の黒松林の小道を経て「宮地浜」の海浜植物・ハマゴウ群落の青紫色の花を観賞、「津屋崎浜」に設置された「相島」(福岡県新宮町)が江戸時代に徳川幕府に国書を渡しに訪れた朝鮮通信使との交流の島だったことを伝える石碑も訪ね、「カメリアステージ」にゴールするまで2時間余のウオークの模様を掲載しています。
写真A:「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオーク紹介の『はちがめ通信17号』2面
2面下段には、「海とまちなみの会」が海浜植物・スナビキソウの花の蜜を吸いに飛来する海を渡る蝶=Eアサギマダラのマーキング調査を2016年続けている「津屋崎浜」が、平成30年8月に「アサギマダラの会」(全国の会員約140人で組織した研究団体、事務局・大阪)が電子書籍Kindle版(114n)で発行の『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう! ―ポイント案内1―』に掲載されたことを写真付きで紹介。アサギマダラに会える日本と台湾計15ポイント解説のカラー写真と地図付きのガイドブックで、九州でただ1か所掲載された「津屋崎浜」(<「絶景の道」のスナビキソウとアサギマダラ>のサブタイトル付き)の記事は、執筆を依頼された「海とまちなみの会」の吉村勝利会長が記事、写真などを寄稿しました。
2019年02月09日
〈事務局日記〉0353:「デジカメ講座」津屋崎千軒撮影スポットガイド
写真@:元村安孝講師(こちら向き)のアドバイスで撮影実習する「津屋崎千軒の撮影スポットを巡るデジカメ講座」受講者たち
=福津市津屋崎3丁目の「筑前津屋崎人形巧房」で、2019年2月9日午後1時35 分撮影
津屋崎千軒を散策しながら撮影楽しむ
「デジカメ講座」撮影スポットのガイドで協力しました
――福津市複合文化センター主催事業
福津市複合文化センター歴史資料館の主催事業「津屋崎千軒の撮影スポットを巡るデジカメ講座」(受講無料)が2月9日、津屋崎千軒の町並み散策を楽しみながら開催。まちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒海とまちなみの会」が江戸時代から栄えたA Quaint Town Tsuyazaki-sengen(古風な趣のある町・津屋崎千軒)の撮影スポットを紹介するガイドを務め、講師の「ヤスタカ写真事務所」(同市津屋崎)の元村安孝氏が撮影スポットでデジカメ撮影の方法についてアドバイスして行われました。
午後1時、福津市内外から受講した男女14人が市複合文化センターに集合、町家に卯建と鏝絵の残る路地を吉村勝利・「海とまちなみの会」会長のガイドで散策。「筑前津屋崎人形巧房」=写真@=では、明治時代に赤ちゃんのおしゃぶりとして米粉で色塗りした人形で、独特の表情がかわいいと新聞やテレビ、ネットで紹介され、品切れ状態になるほど人気の「ごん太」も撮影しました。続いて同3時まで「豊村酒造」、「藍の家」、旧「玉乃井旅館」を訪ね、お気に入りのショットを次々とカメラに収め、町家の奥座敷まで撮影させていただいたと笑顔がこぼれる人も。
2019年01月26日
〈事務局日記〉0352:「ふくつ環境シンポジウム2019」開催
写真@:福津市文化会館カメリアホールで開かれた「ふくつ環境シンポジウム2019」
持続可能なまちづくりに向けて〜環境・経済・人づくり〜
「ふくつ環境シンポジウム2019」に参加しました
福津市と国立大学法人九州工大環境デザイン研究室主催の「ふくつ環境シンポジウム2019」〜持続可能なまちづくりに向けて〜環境・経済・人づくり〜=写真@=が1月26日、同市文化会館カメリアホールで開かれ、まちづくりボランティア団体の「津屋崎千軒海とまちなみの会」会員も参加しました。
福津市では、国連が提唱するSGDs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)の2030年までの達成に向けて、第2次市環境基本計画・生物多様性ふくつプランの実践をはじめ、環境保全活動に取り組んでおり、このシンポジュウムで持続可能なまちづくりの実現に向けて、国内外の先進的な取り組みについて学び、共働による環境保全活動の仕組みや今後の展開について考えるのが狙い。
まず13時からの講演・報告で、紛争や災害で壊された住環境の再生を住民の主体性を大切にして支援している国連ハビタット(国際連合人間居住計画)福岡本部の星野幸代氏が「開発途上国におけるコミュニティ中心のまちづくりと環境」、サウスイースト・ノルウェー大学のインガン・フィヨルトフト教授が「子どもの育ちとランドスケープ―ノルウエーの自然を活用した環境教育」、鎌田磨人(まひと)・徳島大学生態系管理工学研究室教授が「生物多様性地域戦略とSGDs―徳島での挑戦―」の演題でそれぞれ講演。このほか、伊東啓太郎・九州工大環境デザイン研究室教授が「福津市環境基本計画・生物多様性地域戦略と連動した市民参加による環境保全と地域づくり」を、柴田富美子・前藍の家保存会代表が60年前の植物の宝庫・大峰山(津屋崎)の自然環境を、生物多様性アクション大賞2018セブンイレブン記念財団賞受賞≠ノ輝いた福岡県立水産高校アクアライフ科生徒が竹漁礁設置活動「豊かな海づくり―Project T―」をそれぞれ報告しました。
このあと、パネルディスカッション「これからの福津市の持続可能なまちづくりと環境保全のための仕組みづくりに向けて」では、伊東教授がオーガナイザーを務め、パネリストの原ア智仁福津市長、松田美幸副市長、鎌田教授、星野氏が意見を交わしました。
2019年01月19日
〈事務局日記〉0351:学習会
写真@:九州大学伊都キャンパスを見て回る学習会の参加者たち(向こう中央は九大椎木講堂、右端は九大中央図書館)
=福岡市西区元岡で、2019年1月18日撮影
九大伊都キャンパスでの景観大会部会と学習会に参加
「福岡県美しいまちづくり協議会」の景観大会部会と学習会が1月19日午後、福岡市西区元岡の九州大学「伊都キャンパス」で開かれ、協議会に加盟している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」も参加しました。
景観大会部会では、7月15日(月)の「海の日」に福岡市中央区天神の「アクロス福岡」で「ふくおか景観フェスタ〜第13回県景観大会〜」を開催することや、県民から美しい景観写真作品を募る「美しい景観選」で景観動画を新たに募集することが決定。学習会では、坂井猛・九大大学院人間環境学府・工学部建築学科教授(県美しいまちづくり協議会副会長)が「美しいまちづくりと都市景観」について講義のあと、参加者らを九大椎木講堂、九大中央図書館などに案内、「伊都キャンパス」の景観を見て回りました=写真@=
2018年12月23日
〈事務局日記〉0350:2018年を振り返って
写真@:「海とまちなみの会」のガイドで「豊村酒造」を訪れた「SNS映えするデジカメ講座」受講者
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は12月23日、福津市複合文化センター「カメリアステージ図書館」で例会を開きました。2018年の本会活動では、11月17日に「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を初めて開催。=写真@=。平成19年に発足した本会活動の原点に帰り、地域の宝を見詰め直して後世に伝える2019年の活動に活かせるよう協議しました。以下は、18年の活動回顧です。
〜「海とまちなみの会」2018年を振り返って〜
「津屋崎馬車鉄道と津屋崎塩田」回顧展、「津屋崎千軒フットパス」を初めて開催
町興し活動の原点に帰り、地域の宝を見詰め直しました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の2018年は、「津屋崎馬車鉄道と津屋崎塩田」回顧展と、「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を初めて開催するなど、平成19年に発足した本会が町興し活動の原点に帰り、地域の宝を見詰め直し、後世に伝えられるように、2019年も活動を続けていきます。
2月18日、「カメリアホール」2階・視聴覚室で開かれた福津市複合文化センター「カメリアステージ」歴史資料館主催の歴史講座「沖ノ島と津屋崎古墳群出土の銅鏡をめぐって」に、「海とまちなみの会」から観光ボランティアガイドら8人が受講しました。
3月12日には、福津市うみがめ課と「海とまちなみの会」が、『絶景の道100選』認定・「津屋崎里歩きフットパス」コースにある同市・「津屋崎浜」のスナビキソウ(砂引草)をはじめとした貴重な海浜植物群落自生地の保護対策として、海浜植物群落の採取や棄損行為を禁じる注意喚起の掲示板2本を立て替えました。2015年11月10日に設置しましたが、雨風で注意書きの文字が剥がれるなど傷んだためです(3月)。
福津市複合文化センター「歴史資料館」の主催事業「SNS映えするデジカメ講座」(受講無料)が3月19日、カメリアステージ図書館2階・多目的室で開かれ、市民ら19人が受講。「海とまちなみの会」が座学のあとの撮影実習の場に選ばれた〈津屋崎千軒〉でSNS映えする撮影スポットをガイドしました=写真@=(3月)。
「福津市ボランティアセンター」が4月3日、同市手光の「市中央公民館」1階の旧図書室に開館。午前9時50分から原崎智仁市長ら関係者によるオープニングセレモニーと内覧会が開催され、市のまちづくりボランティア団体の「海とまちなみの会」も同センター利用登録申請団体として参加しました(4月)。
福岡県内のまちづくり団体や市町村、県などで組織している「福岡県美しいまちづくり協議会」と県主催の第12回福岡県景観大会〜ふくおか景観フェスタ〜が5月19日、福岡市のアクロス福岡・天神中央公園で開かれました。加盟団体の「海とまちなみの会」会員も運営スタッフとして参加(5月)。
「海とまちなみの会」は5月15日、会報ニュース『はちがめ通信16号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を付で発行しました(5月)。
「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が7月29日、絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオークを開催しました=写真A=。福岡、古賀、福津3市民ら17人が参加(7月)。
写真A:「海とまちなみの会」の藤井えり子ガイド(こちら向き)からタブ゙ノキの説明を聴く参加者=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」境内で
アサギマダラの移動の謎を調べている全国の同好者約140人で組織している「アサギマダラの会」(事務局・大阪)編集委員会が8月1日、アサギマダラに会えるポイント解説のガイドブック・『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!−ポイント案内1−』を電子書籍Kindle版(Amazon.co.jpで販売中)で発行。日本と台湾の計15ポイントの解説記事がカラー写真と地図付きで紹介されており、「海とまちなみの会」が2016年から海浜植物・スナビキソウの花の蜜を吸いに飛来するアサギマダラのマーキング調査を続けている同市・「津屋崎浜」も〈「絶景の道」のスナビキソウとアサギマダラ〉のサブタイトル付きで、九州本土でただ1か所、掲載されました(8月)。
「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」は、10月3日から11月17日まで「カメリアステージ」1階で「津屋崎馬車鉄道と津屋崎塩田」回顧展を開催(10〜11月)。
「海とまちなみの会」と「カメリアステージ」は11月17日、「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を初めて開催。平成19年に発足した本会が町興し活動の原点に帰り、地域の宝を見詰め直し、後世に伝えたいと企画、本会が同26年に開設した「津屋崎里歩きフットパス」の新日本歩く道紀行推進機構による『絶景の道100選』認定(平成27年9月)3周年記念も兼ねたイベントです。市内2つ目のフットパスとして開設した「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」の路地を、参加した男女20人が本会ガイドの案内で約2時間そうつき、楽しみました(11月)。
2019年も、『絶景の道100選』認定・「津屋崎里歩きフットパス」と宮地浜「夕陽風景時計」、「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」を活用し、フットパスウオークカーや〈津屋崎千軒〉観光ツアー、津屋崎ファンのお客様のおもてなしガイドとまちづくりのボランティア活動を続けて参ります。
今年1年間、多くの方々にご支援いただき、感謝申し上げます。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
2018年09月28日
〈事務局日記〉0348:福津市ボランティアセンターで活動紹介へ
写真@:「福津市中央公民館」1階の掲示コーナーに貼られた「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」のポスター
=福津市手光で、2018年9月28日撮影
『馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス』のポスター
「福津市中央公民館」1階にも掲示されました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が10月6日(土)に同市津屋崎地区で主催する「津屋崎里歩きフットパス」・『絶景の道100選』認定3周年記念&兼デジカメ撮影会『馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス』のポスターが9月28日、「福津市中央公民館」1階の掲示コーナーに貼られているのを確認=写真@=。同公民館に設置の「福津市ボランティアセンター」にも津屋崎千軒フットパス開催のポスター、チラシを置かせていただき、同センター登録のまちづくりボランティア団体としてフットパスをはじめとした活動も登録23団体や市民に紹介いただけることになりました。
福津市内2つ目のフットパスとして開設した「馬鉄・塩田遺産を巡る津屋崎千軒フットパス」は、平成19年に発足した「海とまちなみの会」が町興し活動の原点に帰り、地域の宝を見詰め直し、後世に伝えたいと、レトロなまちなみ散策地図・『津屋崎千軒そうつこう』(A2判)を配ってガイド、参加の皆様に路地をそうつきながらフォトグラファー・元村安孝講師(福津市・「ヤスタカ写真事務所」代表)の撮影アドバイスを受けてフットパスコースの魅力をデジカメに収めていただきます。
当日は、午前9時45分から福津市津屋崎1丁目の「カメリアステージ」玄関前で受け付け。10時からのフットパスウオークでは、9月4日放送のTBSテレビ゙番組「マツコの知らない世界」・ご当地民芸品で全国第一位とされた津屋崎人形「モマ笛」を江戸時代から作り続けている「筑前津屋崎人形巧房」にも立ち寄り、「豊村酒造」では原酒の試飲、終点の「カメリアステージ」で12時解散後、希望者は1階のカフェでドリンク(割引券付き)や昼食も楽しめます。
募集定員は、申し込み先着順30名。参加費は5百円(保険・資料代)。申し込みは、「海とまちなみの会」事務局へ10月1日(月)までにメールyosi3019@sage.ocn.ne.jpか、電話090−7451−8063で担当吉村まで。
2018年07月22日
〈事務局日記〉0346:裸参り
写真@:提灯を掲げて「天神町商店街通り」を勢いよく駆け抜ける裸参りの「北流れ」の男衆
=福津市津屋崎3丁目の「貝寄せ館」(左側幟)前で、2018年7月21日午後8時35分撮影
21日夜、夜間臨時開館の「貝寄せ館」前を疾走
福津市・「津屋崎祇園山笠」裸参りの男衆たち
3百年余の伝統を誇る福津市津屋崎の夏祭り・「津屋崎祇園山笠」裸参りが7月21日夜、行われ、ふくつ夏まつり2018「第11回サマーナイトインふくつ」(市商工会主催)で大にぎわいの「天神町商店街通り」(歩行者天国)にある「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」前を、裸に赤い締め込み姿で提灯を掲げた男衆たちが勢いよく駆け抜け=写真@=、見物の市民から盛んな拍手を浴びました。
裸参りの〈北〉、〈新町〉、〈岡〉の「津屋崎祇園山笠」3流れの男衆は、午後7時から福津市津屋崎4丁目の波折神社を次々と出発、在自の金刀比羅神社、宮司元町の「宮地嶽神社」に参拝して約7`の夜道を走り、同8時35分ごろから「貝寄せ館」前を「オイサ、オイサ」の掛け声で疾走。午後6時半から夜間臨時開館した「貝寄せ館」前にはケータリングカーのソフトクリーム屋さん、近くの福津市まちおこしセンター前一帯にも焼き鳥や、ジェラートなどを売る露店が並び、開催本部から迷い子のアナウンスが流れるほど大勢の家族連れで混雑していました。
「海とまちなみの会」では、福津市複合文化センター「カメリアステージ」と29日(土)に開催する
「津屋崎祇園山笠」は、ハイライトの追い山がきょう22日午前9時から波折神社を次々と出発し、祭り気分は最高潮に。「貝寄せ館」は同11時から午後1時まで開館します。
2018年07月19日
〈事務局日記〉0346:クリーニング
写真@:水洗いしてきれいになった朝鮮通信使との相島交流の歴史を伝える石碑
=福津市津屋崎1丁目で、2018年7月19日撮影
「津屋崎里歩きフトパス」夏休みウオークを前にクリーニング
宮地浜「夕陽風景時計」と朝鮮通信使との相島交流の歴史を伝える石碑
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は7月29日(日)に福津市複合文化センター「カメリアステージ」と主催する絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフトパス」夏休みウオークを前に19日午前、同市宮司浜4丁目の「宮地浜」に設置している夕陽が沈む方向と時刻、水平線の島々が描かれた約150度のパノラマ風景が分かる宮地浜「夕陽風景時計」と、『福津・慶州文化親善交流会(日韓慶福交流会)』(金光烈=キム・グァンヨル=会長)が、玄界灘に浮かぶ相島(あいのしま=福岡県新宮町)が朝鮮通信使との交流の島だった歴史を伝えたいと平成21年(2009年)に「津屋崎浜」に設置した石碑=写真@=を水洗いして汚れをふき取ってクリーニングしました。
この石碑は、江戸時代に朝鮮から日本に派遣された「朝鮮通信使」との交流の案内板として、平成19年(2007年)の「朝鮮通信使四百周年」に当たり約110万円で制作。縦書きの碑文の見出しは、「『相島』は『朝鮮通信使』の島」と題し、〈福間浦、津屋崎浦、勝浦からも多くの故郷の先祖たちが動員され、喜んで通信使の為に波止場の新改築、客館建築(中略)等に活躍した〉と説明されています。 「朝鮮通信使」は、江戸時代、朝鮮李王朝と日本の信頼を深めるために国書(信書)を持って来日した「信(よしみ)を通わす使節」で、徳川将軍からの返書を持ち帰った使者の一行。3百人〜5百人で慶長12年(1607年)から文化8年(1811年)まで12回来日、うち11回は相島に立ち寄り、福岡藩が宿泊所の客館を建てて接待しました。
日韓の民間団体が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に共同申請した「朝鮮通信使に関する記録」が平成29年(2017年)10月、歴史的に価値の高い文書などを対象とした「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録。朝鮮国王が徳川将軍に宛てた国書や、通信使の行列が描かれた絵巻など111件333点で、共同申請した民間団体は通信使ゆかりの全国19自治体などで作るNPO法人・朝鮮通信使縁地連絡協議会(事務局・長崎県津島市)と、韓国の財団法人・釜山文化財団です。これまで「世界の記憶」に日本からは「山本作兵衛炭鉱記録画・記憶文書」など5件が登録されていました。
日韓慶福交流会の会員の韓国・慶州(キョンジュ)市の文化関係者13人と、福津市側の吉田晃会長らが「世界の記憶」に登録されたばかりの平成29年11月、目前に「相島」が見えるこの朝鮮通信使と相島交流の石碑を訪れて交流。・「津屋崎里歩きフトパス」夏休みウオークでは、いま注目の歴史スポットとして石碑をご案内します。
宮地浜「夕陽風景時計」は全国の約2百人から寄せられた寄付金約40万円で平成26年(2014年)7月3日、福津市の「宮地嶽神社」参道石段から直線で1.4Km先の「宮地浜」(国有地)に福岡県知事から「公共空地の一部占用」許可を得て設置。以来、新聞各紙やラジオで紹介されたほか、NHKテレビで「夕日のまちに新名所」として全国放送や国際放送(NHK WORLD)され、観光客や市民に親しまれる人気スポットに。平成30年5月には、7月4日から同32年(2020年)7月3日まで3年間の占用期間継続が認められ、夕陽観賞に訪れる多くの方たちに引き続き楽しんでいただけます。「海とまちなみの会」では、ステンレス製の時計版(縦60a、横100a)に棄損がないかを確認、水をかけて掃除を続けています。
「海とまちなみの会」は、宮地浜「夕陽風景時計」を発着点として福津市の「宮司・浜の松原」、津屋崎浜、古風な趣のある町並み・〈津屋崎千軒〉を経て「宮地嶽神社」を回遊する市内初のフットパス「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8km、所要時間2時間30分)を、福津市制施行10周年記念事業として市都市計画課(現都市管理課)と共働で同時計設置と同時に開設。平成27年9月30日、「新日本歩く道紀行100選選考委員会」(事務局東京)から『絶景の道100選』に福岡県内からただ一か所認定されました。「夕陽風景時計」で夕陽が沈む方向と時刻を確かめて、クロマツ林の「宮司・浜の松原」の小道や、海を渡り2千Kmもの旅をする蝶・アサギマダラが砂引草の花の蜜を吸いに5,6月飛来する「津屋崎浜」、「宮地嶽神社」石段最上部から宮地浜まで真っすぐ延びた参道沖に沈む夕陽絶景が2月と10月の年二度だけ望める光の道≠ネど、四季折々の景色の移ろいを楽しめます。