2023年09月04日

〈事務局日記〉0402:ステッカー

〈事務局日記〉0402:@2309041055「貝寄せ館」入口に貼られたステッカー846.JPG
写真@:「貝寄せ館」入口に貼り終えた開館日時告知ステッカー
   =福津市津屋崎3丁目18−16、2023年9月4日撮影

「海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所

「貝寄せ館」開館日時告知のステッカーをリニューアル
9月から毎月第2土曜日11時〜15時開館します

 福津市津屋崎のまちづくりボランティア団体、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、同市津屋崎3丁目18−16の津屋崎千軒通りに開設している観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(入館無料)を9月から毎月第2土曜日11時から15時まで開館することを決定。4日午前、同館入口のガラス戸に開館日時や本会のホームページとfacebookのQRコードを表示したステッカー=写真@=を貼り替えました。9日の開館日に、気軽にお越しください。

 これまで「貝寄せ館」は新型コロナ感染症の感染拡大の影響で、ガイド依頼があった日や団体で入館希望が寄せられた日など毎月1回だけ11時から15時まで開館していました。新型コロナ感染症が2023年5月8日から「5類感染症」になったことや、毎月の開館日時が固定されれば入館して館内見学やガイドを依頼しやすいなどの声が「海とまちなみの会」会員に寄せられたことから、毎月第2土曜日11時から15時まで開館しボランティアガイド当番の会員が対応することにしました。

 「貝寄せ館」は平成24年(2012年)3月25日オープン。旧田畑畳店畳製造作業所を無償でお借りし、会員と支援市民の皆様からの寄付金や祝い金など建物改装資金約60万円で開館致しました。津屋崎の浜が春先に吹く西風で多くの貝が打ち寄せられ、貝寄せの浜≠ニ呼ばれているのに因み、会員や市民、観光町歩きの皆様が、貝のように寄せ集まる所にしたいと「貝寄せ館」と名付けました。館内には、昭和初期の津屋崎千軒町並み復元地図や、古風な町並み紹介のパネル写真、江戸時代から津屋崎千軒の繁栄を支えた福岡藩の塩田地図、津屋崎の町興しに貢献した“筑豊の炭鉱王”・伊藤伝右衛門らが曽根の鼻に開設した活洲場の写真、桜貝、アオイ貝など津屋崎で採取した約80種類の貝殻などを展示しています。
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2023年06月23日

〈事務局日記〉0401:宮地浜「夕陽風景時計」公共空地占用許可3年延長

〈事務局日記〉0401:@1802231730宮地浜「夕陽風景時計」1860.JPG
写真@:夕陽観賞の人たちに親しまれている宮地浜「夕陽風景時計」
   =福津市宮司浜4丁目の「宮地浜」で、2018年2月23日午後5時30分撮影

宮地浜「夕陽風景時計」の公共空地一部占用許可3回目の3年延長

福岡県知事の許可書が「海とまちなみの会」に届きました

 福津市津屋崎の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が平成26年(2014年)7月3日、同市の「宮地嶽神社」参道突き当たりの宮地浜(国有地)に設置した宮地浜「夕陽風景時計」が、福岡県知事から設置から3年ごとに必要な「公共空地の一部占用」期間更新で3回目の許可をいただき、令和5年(2023年)7月4日から同8年(2026年)7月3日までさらに3年間の期間継続が認められ、夕陽観賞に訪れる多くの方たちに引き続き楽しんでいただけることになりました=写真@=。

 宮地浜「夕陽風景時計」は、全国の約2百人から寄せられた寄付金約40万円で設置。緒方義幸・「海とまちなみの会」会員(福津市)が、夕陽が沈む方向と時刻、福岡市の志賀島や福岡県新宮町の相島など水平線の島々が描かれた約150度のパノラマ風景が分かるように考案・設計、扇形に描いたステンレス製の時計版(縦60a、横100a)です。縦軸に日没時刻、横軸に方位と水平線に見える島影の風景が刻まれ、横8文字の「夕陽ループ曲線」をたどれば、一年間を通じて夕陽が沈む方向と時刻が分かります。

 3年前の「公共空地の一部占用許可」期間1回目更新の申請書には、宮地浜「夕陽風景時計」が新聞各紙やラジオ、テレビで紹介されたほか、NHKテレビで全国放送やNHK WORLDで国際放送され、平成29年5月までに観光客や市民の方々に親しまれる人気スポットになっていることを添えて福岡県に提出し、許可されました。期間3回目更新許可申請の今回は、令和5年6月21日付の服部誠太郎知事名の占用許可書=写真A=が、福津市津屋崎2の「海とまちなみの会」事務局に6月23日届きました。

〈事務局日記〉0401:A230623福岡県知事許可書.JPG
写真A:「海とまちなみの会」に届いた服部誠太郎知事名の「公共空地の一部占用許可書」

 「海とまちなみの会」は、宮地浜「夕陽風景時計」を発着点として「宮司・浜の松原」、津屋崎浜、古風な趣のある町並み・〈津屋崎千軒〉を経て「宮地嶽神社」を回遊する「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8km、所要時間2時間30分)を、福津市制施行10周年記念事業として市都市計画課と共働で平成26年7月3日の同時計設置と同時に開設。市内初のフットパスで、同年9月30日、「新日本歩く道紀行100選選考委員会」(事務局東京)から『絶景の道100選』に福岡県内からただ一か所認定されました。宮地浜「夕陽風景時計」で夕陽が沈む方向と時刻を確かめて、クロマツ林の「宮司・浜の松原」の小道や、海を渡り2千Kmもの旅をする蝶・アサギマダラが砂引草の花の蜜を吸いに5,6月飛来する「津屋崎浜」、「宮地嶽神社」石段最上部から宮地浜まで真っすぐ延びた参道沖に沈む夕陽絶景が2月と10月の年二度だけ望める光の道=℃ハ真B=など、四季折々の景色の移ろいを楽しめます。

〈事務局日記〉0401:B参道先に沈む夕日17.JPG
写真B:「宮地嶽神社」参道を黄金色に照らしながら宮地浜沖の玄界灘に沈む夕陽
    =2013年2月24日午後6時3分、「宮地嶽神社」参道石段最上部から吉村勝利・「海とまちなみの会」会員撮影
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2023年05月23日

〈事務局日記〉0400:『はちがめ通信22号』発行

〈事務局日記〉0400:@スキャン「はちがめ通信22号」1面01.JPG
写真@:『はちがめ通信22号』の1面

「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース

『はちがめ通信22号』を発行しました

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、会報ニュース『はちがめ通信22号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を5月28日付で発行、23日から会員や活動支援の方たちなどに配布を始めました。

 『はちがめ通信22号』1面=写真@=のトップ記事には、福津市複合文化センター「カメリアステージ」と、「海とまちなみの会」が2023年3月21日に初めて開催した“春分の日”の津屋崎里歩きを楽しむフットパスの様子を掲載。参加者15人が小雨の中、約3Kmを約2時間そぞろ歩きし、畦道沿いに広がる野草・ホトケノザの紫の花の絨毯や、鶯のさえずりなど春の自然を五感で楽しんだ模様を紹介しています。

 1面中段には、「宗像植物友の会」が2023年1月発行、本会へ寄贈の同友の会機関誌『かくれみの第50号』の内容を掲載。1973年(昭和48年)1月発足した「宗像植物友の会」の50周年記念事業と50年の植物調査記録をまとめた充実した内容で、「海とまちなみの会」の植物ガイドにも大変参考になる資料です。このほか、「海とまちなみの会」が2022年10月8日に開催した“絶景の道”と宮地浜「夕陽風景時計」・松原を巡るフットパスで、参加者19人が「宮地嶽神社」参道脇の古木、海浜植物・ハマゴウの青紫の花など秋の津屋崎里歩きを五感で満喫した様子も掲載しています。

 『はちがめ通信22号』2面=写真A=は、宮地浜「夕陽風景時計」の案内板(高さ210p、幅180p)修復費8万円の募金を2023年1月から行い、会員や市民から2月19日までに寄せられた寄付金が募金目標額に達し、案内板を建て直すことができた感謝の記事を大きく掲載。2面中段には、2022年12月17日、イオンモール福津店で開かれた福津市主催の「第17回環境フォーラムinふくつ」で「海とまちなみの会」が福津市の景観まちづくり活動のパネルを展示、活動紹介の1分間ビデオを放映した様子を写真で紹介しています。

〈事務局日記〉0400:Aスキャン「はちがめ通信22号」2面02.JPG
写真A:『はちがめ通信22号』の2面

 2面下段には、「海とまちなみの会」が2022年10月5日に福津市立津屋崎小学校2年4組の地域学習「わたしの町発見」に協力、観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」で4組児童30人に役員らがガイドした模様などを掲載しています。
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2023年05月08日

〈事務局日記〉0399:津屋崎探訪天神町区

2305081343西鉄電車延長記念碑の説明をする大賀康子さん1488.JPG
写真@:津屋崎里歩きフットパス標識「旧西鉄宮地岳線津屋崎駅前」の横で西鉄電車延長記念碑をガイドする大賀康子講師(左端)
   =福津市津屋崎3丁目で、2023年5月8日午後1時40分撮影

福津郷土史会の津屋崎探訪「天神町区」に海とまちなみの会も参加
津屋崎千軒の職人町の歴史や文化を学びました

 福津郷土史会主催の福津市の津屋崎探訪「天神町区」(津屋崎3丁目)が5月8日開催され、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」からも会員ら4人が参加。午後1時40分、同市津屋崎1丁目のカメリア図書館前を出発、大賀康子講師(福津郷土史会の令和4年度会長)らのガイドで江戸時代から栄えた古風な趣のある町並み「津屋崎千軒」の職人町・「天神町区」を同4時20分まで巡りました。

 「海とまちなみの会」と福津市が設置した津屋崎里歩きフットパス標識「旧西鉄宮地岳線津屋崎駅前」が立つ西鉄電車津屋崎駅跡では、そばに残る「電車延長記念碑」について、大賀講師が昭和26年(1951年)に宮地岳駅から津屋崎駅間1.2Kmが延長されたが、平成19年(2007年)3月31日限りで、博多に56年間直結し便利だった電車が新宮駅(福岡県新宮町)から津屋崎駅まで廃線になったと説明=写真@=。このほか、金刀比羅神社御旅所、筑前津屋崎人形巧房、旧上田菓子屋などを訪れ、職人町の祭りや歴史、文化などを学びました。
                      
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2023年04月25日

〈事務局日記〉0399:講演録発行

〈事務局日記〉0399:@240422スキャン・『藍の家120歳!』記念講演講演録の表紙.JPG
写真@:発行された『藍の家120歳!』記念講演講演録の表紙

 〜津屋崎千軒民俗館「藍の家」築120年祝う〜
『藍の家120歳!』記念講演講演録が発行されました

 福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」が築120年になったのを祝い、令和4年に行われた二つの記念講演会(主催・藍の家、福津市)の内容をボランティア団体・藍の家保存会(古閑由美代表)が中心となって編集、収録した『藍の家120歳!』記念講演講演録(A4判、61n)=写真@=が令和5年3月、福津市から発行され、「海とまちなみの会」事務局にもいただきました。

 藍の家は、明治34年(1901年)に建てられた染物屋(紺屋)・五代目上妻善兵衛氏の2階建て住宅。白漆喰塗り込め壁に格子戸など当時の町屋形式の特徴を伝えています。取り壊しが持ち上がった平成6年(1994年)に旧津屋崎町街並み保存協議会の保存運動で、上妻家が建物を旧津屋崎町(現福津市)に寄贈しました。平成19年(2007年)には、江戸時代から海上交易で栄えた〈津屋崎千軒〉の面影を残す建造物として、国登録有形文化財になり、現在は福津市が管理し、藍の家保存会(「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員)の運営で、地域の文化交流の場として活用されています。令和3年(2021年)で築120年になったのを祝い、記念講演会(入場無料)を「藍の家」座敷で2回開催、「海とまちなみの会」会員や多くの市民が聴講しました。

 最初の講演会は令和4年3月19日、講師に招かれた山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授(日本建築史)が、「古くて新しい、藍の家再発見!」の演題で講演。山田教授は平成18年(2006年)、初めて訪れた「藍の家」を国登録有形文化財とするよう福津市に提案、同文化財登録申請の建物所見を執筆し、「藍の家」の同19年(2007年)の有形文化財登録に大きく貢献されました。講演では、藍の家の建物の魅力について「2007年に一目見て、素敵な建物だと思いました。その時、藍の家は105歳でした。それから15年経って120歳を迎えられたということは、人間の還暦を2回することなので、すごいことです。祇園祭りの山笠が見られるように外される1階の格子戸や、欄間の近江八景の彫刻、2階の火に強い漆喰壁、長さ9mの松の梁など外観、構造も素晴らしい。古いけれども、新しいまちづくりができる建物です」と熱心に語られました。

 2回目の講演会は4月23日、藤原惠洋(ふじはらけいよう)九大名誉教授(建築史)を講師に招いて開催。藤原講師(大分県竹田市文化振興財団理事長、前文化審議会世界文化遺産部会委員)は「私たちはどこからきて、今どこにいて、これからどこへ行くのか」〜津屋崎千軒、藍の家をめぐるまちづくり先達との出会いと路上物語〜の演題で話されました。

 藤原講師は、上妻家住宅が旧津屋崎町(現福津市)に寄贈され「藍の家」として保存津屋崎町街並み保存協議会の原田活男会長(津屋崎人形師)と事務局を務めた柴田治さん(美術教師)の力が大きい、と説明。「二人は、人形作り、絵を描くという、物を生み出す人、クリエーターだった。津屋崎の地域固有資源の拠点である歴史的建物を保存、活用する藍の家の取り組みは、市民の社会的合意によるまちそだてのお手本。これからどこへ行くのか、30年後に向けた持続可能なまちそだてのあり方が大切です」と、聴講の多くの市民に呼びかけられました。

 講演後、市民たちは藤原講師の解説付きで津屋崎千軒を巡る「まちあるきワークショップ」も参加、波折神社や豊村酒造別荘の茶室見学などを夕方まで満喫。参加した「海とまちなみの会」事務局会員も、建物の由来やまち全体の物語を解き明かす“建築探偵”を標榜される藤原講師の唯一無二の津屋崎千軒フットパスとして楽しめました。
                                       
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2023年04月18日

〈事務局日記〉0398:津屋崎探訪

〈事務局日記〉0398:@2304181505恵比須神社で説明する大賀康子講師1394.JPG
写真@:恵比須神社(旧東魚町)について鳥居そばで解説する大賀康子講師
    =福津市津屋崎4丁目で、2023年4月18日午後3時5分撮影

福津郷土史会の津屋崎探訪「新町区」に海とまちなみの会も参加
津屋崎千軒の商家の歴史や建築文化を学びました

 福津郷土史会主催の福津市の津屋崎探訪「新町区」(津屋崎4丁目)が4月18日開催されました。

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」からも会員ら4人が参加。午後1時30分、同市津屋崎3丁目の「津屋崎千軒なごみ」を出発、講師の大賀康子さん(福津郷土史会の令和4年度会長)らのガイドで江戸時代から栄えた古風な趣のある町並み「津屋崎千軒」の商人町・「新町区」を同4時まで巡り、豊村酒造や津屋崎千軒民俗館「藍の家」(以上旧横町)など商家の建物、恵比須神社(旧東魚町)=写真@=、石祠「荒神様」(旧横町)の歴史や建築文化などを学びました。
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2023年03月28日

〈事務局日記〉0397:「宗像植物友の会」が『かくれみの第50号』を発行

〈事務局日記〉0397@『『かくれみの第50号』の表紙01.JPG
写真@:「宗像植物友の会」の機関誌『かくれみの第50号』表紙

「宗像植物友の会」が機関誌『かくれみの第50号』を発行、本会へ寄贈
津屋崎の自然、歴史の保全に尽くされた先達も掲載されています

 福岡県宗像・福津両市の植物に親しみ自然を大切にする人たちで組織している「宗像植物友の会」(吉田剛会長、会員48人=事務局・宗像市日の里)が2023年1月29日、機関誌『かくれみの第50号』(B5判、79n)=写真@=を発行、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」に寄贈されました。1973年(昭和48年)1月発足した「宗像植物友の会」の50周年記念事業と50年の植物調査記録をまとめた充実した内容。昔ながらの自然の道を歩き、四季折々の野の花や木々の緑、野鳥の囀り、里海・里山の景観などを五感で楽しみ、心身をリフレッシュする「津屋崎里歩きフットパス」を毎年開催している「海とまちなみの会」には、植物ガイドにも大変参考になる資料に富み、津屋崎の自然や文化、歴史を大切にしてこられた先達のお名前もうかがえる貴重な文献の一つといえそうです。

 「宗像植物友の会」は、宗像・福津両市や県内近郊の植物自生地で植物を観察する例会を毎年重ね、地元自治体の自然環境調査や宗像市史の植物目録編纂にも尽力。2022年2月6日発行の『宗像・福津の植物ガイド』では、20周年記念で発行した写真集『宗像の植物』以後、荒廃が目立つ自然環境の変化を記録したいと発足50周年を記念して発行されました。海辺の植物、湿性植物、草本、木本に分けて、スナビキソウ、カノコユリ、キジョランなどの植物を解説記事にカラー写真付きで紹介されています。

 『かくれみの第50号』=写真A=では、冒頭に黒川康子前会長が「コロナ禍の中の50周年記念事業と50年の植物記録」と題した寄稿で、「故安部郁郎氏を会長として会員34人で発足し50年が経ちました」と説明。安部郁郎氏は、旧津屋崎町(現福津市津屋崎)出身の小学校校長で、旧「津屋崎の自然と開発を考える住民の会」副会長もされました。黒川氏は50周年記念事業では、『宗像・福津の植物ガイド』発行をはじめ、2022年10月に福原達人福岡教育大教授を招いた記念講演会(演題・「宗像の植物から学んだこと」)を宗像ユリックスで開催、会場に設けた50年を振り返るコーナーに故柴田治氏=元中学校美術教諭。明治の紺屋・上妻家住宅(国登録有形文化財「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」の保存活動団体・「旧津屋崎町街並み保存協議会」事務局長=が描いて「かくれみの」に掲載されたホタルカズラの挿絵原画などを展示したことを紹介されています。50年の植物記録では、福津市黒石川の東側土手に自生していた塩生植物・ハマゴウ20株ほどが護岸工事のため伐採されるなど、自然環境の変化で貴重な植物の生息地の減少が目立っているという。
〈事務局日記〉0397A『かくれみの第50号』の裏表紙02.JPG
写真A:福津市八並に自生のマコモなど「宗像植物友の会」会員が撮影した植物のカラー写真10枚を掲        
載した『かくれみの第50号』裏表紙
                                    
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2023年02月19日

〈事務局日記〉0396:「夕陽風景時計」案内板立て直し

〈事務局日記〉0396:@2302131436・修復工事が終わった「夕陽風景時計」案内板1108.JPG
写真@:立て直された「宮地浜「夕陽風景時計」案内掲示板
    =福岡県福津市宮司浜4丁目の市営宮地浜駐車場で撮影

宮地浜「夕陽風景時計」案内掲示板の立て直しに感謝申し上げます

光の道¥o現(2月23日、24日ごろ)前に修復費募金の目標達成

 福岡県福津市のまちづくりボランティア団体「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、夕陽が沈む時刻と方角が分かり、水平線の島々が描かれた約150度のパノラマ風景が楽しめる宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板(高さ210p、幅180p)修復費8万円の寄付への協力を会員や市民に呼び掛けていましたが、2月19日までに募金目標額に達し案内板を建て直しました=写真@=。浄財をお寄せいただいた各地の皆様に心より感謝申し上げます。

 募金は、福津市と千葉、愛知両県の会員や福岡・宗像両市民の計17人からいただきました。お陰様で、福津市宮司元町の「宮地嶽神社」参道を夕陽が黄金色に照らす絶景・光の道≠ェ2023年最初に現れる2月23日、24日ごろを前に修復費を充たすことができました。

 宮地浜「夕陽風景時計」(緒方義幸会員考案)は、「海とまちなみの会」が宮地嶽神社の参道石段から直線で1.4Km先の宮地浜に、約2百人から寄せられた1口千円以上の寄付金約40万円で2014年に設置。同時に同時計前を発着点として津屋崎松原や神社参道を巡る「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8q)を同市と共働で設け、2015年に同フットパスがNPO法人・新日本歩く道紀行推進機構(事務局・東京)の『絶景の道100選』に認定され、2016年には人気アイドルグループ「嵐」のテレビ放送CMで参道が光の道≠ニして全国的に知られる絶景スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。

 宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板は、「海とまちなみの会」が同時計から約30m宮地嶽神社寄りの国道495号線宮地浜交差点そばの福津市営宮地浜駐車場に2014年に設置。年に2度だけ現れる光の道¢フ験に訪れた観光客の方たちが同駐車場に車を止め、案内板の解説文を見て時計の見方を理解し、時計の版面を眺めて誕生日や結婚記念日などの夕陽が沈む時刻と方角を確かめてもらうのが狙いです。設置以来8年間の雨水で、2023年1月までに案内掲示板の長方形の板枠が腐食し、掲示板の高さ90pの所に設置していた解説文や位置表示のイラスト入りのアルミ複合板が剥がれ落ちました。

 掲示板修復費の見積を依頼した福津市内の工務店によると、木製支柱の根元は腐っていないので、支柱を木材で補強、雨がしみ込まないよう笠木を付けて修復する工費が11万4千円必要。このため、海とまちなみの会の2022年度会費の繰越見通し金3万4千円を修復費に充当し、残り8万円を会員と各地の「夕陽風景時計」ファンの方たちの寄付金で集められればと募金を呼びかけていました。皆様のご協力に厚く御礼を申し上げます。
                                                       
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2023年02月06日

〈事務局日記〉0395:「夕陽風景時計」案内板修復費寄付お願いのチラシ

スキャン・チラシ宮地浜「夕陽風景時計」案内板修復費の寄付金募集.JPG
写真@:「宮地浜「夕陽風景時計」案内掲示板修復費お願いのチラシ

宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板修復費の寄付金お申し込み相次ぐ

光の道¥o現の2月23日、24日ごろまでに募金目標達成にご協力を

 福岡県福津市のまちづくりボランティア団体「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、夕陽が沈む時刻と方角が分かり、水平線の島々が描かれた約150度のパノラマ風景が楽しめる宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板(高さ210p、幅180p)修復費8万円の寄付金(1口千円以上)お願いのチラシ=写真@=を作製、会員や市民に協力を呼び掛けています。2月17日までに福津、福岡両市内や千葉、愛知両県内の会員、市民13人から千円〜1万円の寄付(計6万円)のお申し込みがあり、感謝申し上げます。福津市宮司元町の「宮地嶽神社」参道を夕陽が黄金色に照らす絶景・光の道≠ェ2023年最初に現れる2月23日、24日ごろまでに修復費を充たす浄財が各地の皆様からお寄せいただければ幸いです。

 宮地浜「夕陽風景時計」(緒方義幸会員考案)は、「海とまちなみの会」が宮地嶽神社の参道石段から直線で1.4Km先の宮地浜に、約2百人から寄せられた1口千円以上の寄付金約40万円で2014年に設置。同時に同時計前を発着点として津屋崎松原や神社参道を巡る「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8q)を同市と共働で設け、2015年に同フットパスがNPO法人・新日本歩く道紀行推進機構(事務局・東京)の『絶景の道100選』に認定され、2016年には人気アイドルグループ「嵐」のテレビ放送CMで参道が光の道≠ニして全国的に知られる絶景スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。

 宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板は、「海とまちなみの会」が同時計から約30m宮地嶽神社寄りの国道495号線宮地浜交差点そばの福津市営宮地浜駐車場に2014年に設置。年に2度だけ現れる光の道¢フ験に訪れた観光客の方たちが同駐車場に車を止め、案内板の解説文を見て時計の見方を理解し、時計の版面を眺めて誕生日や結婚記念日などの夕陽が沈む時刻と方角を確かめてもらうのが狙いです。残念ながら設置以来8年間の雨水で、2023年1月までに案内掲示板の長方形の板枠が腐食し、掲示板の高さ90pの所に設置していた解説文や位置表示のイラスト入りのアルミ複合板が剥がれ落ちました。

 福津市内の工務店に掲示板の修復費の見積をお願いしたところ、木製支柱の根元は腐っていないので、支柱をつぎ足し、雨がしみ込まないよう笠木を付けて修復するのが適当として、工費11万4千円という。「海とまちなみの会」では2022年度会費の繰越見通し金3万4千円を修復費に充当し、残り8万円を会員と「夕陽風景時計」ファンの各地の皆様の寄付金で集められればと2月26日の例会まで募金を呼びかけています。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       
 「海とまちなみの会」への「夕陽風景時計」案内掲示板修復費の寄付金は、銀行お振り込みの場合は西日本シティ銀行福間支店普通預金口座(「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用いただければ幸いに存じます(振り込み手数料のご負担もご容赦ください)。また、2月19日(日)11時〜15時開館の観光ガイド事務所「貝寄せ館」(福津市津屋崎三丁目18番16号)でガイド当番の会員か、最寄りの会員でもお受けいたします。連絡、お問い合わせは本会事務局・吉村へE-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpでお願いします。
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2023年02月01日

事務局日記〉0394:「夕陽風景時計」ファンの皆様へ募金のお願い

〈事務局日記〉0394:@参道先に沈む夕日1302241803秀「宮地嶽神社」17.JPG
写真@:「宮地嶽神社」参道石段最上部81段目からは年に2度だけ夕陽が参道を黄金色に染め、参拝者のシルエットが浮かびあがる光の道$竚iが楽しめます
    =2013年2月24日午後6時、吉村勝利・「海とまちなみの会」会員撮影

年に2度だけ夕陽が黄金色に照らす「宮地嶽神社」(福津市)の参道

2015年、津屋崎里歩きフットパスコースとして『絶景の道100選』に認定
                  ↓
2016年、「嵐」のテレビCM光の道≠ナ全国的に有名な絶景スポットに

 福岡県福津市宮司元町の「宮地嶽神社」参道を夕陽が黄金色に照らす絶景・光の道=℃ハ真@=が、2023年最初に現れるのは、2月23日、24日ごろです。福津市のまちづくりボランティア団体「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、10月18日、19日ごろと合わせ年に2度しか見られないこの夕陽絶景を全国に情報発信したいと、神社の参道石段から直線で1.4Km先の宮地浜に、夕陽が沈む時刻と方角が分かり、福岡市の「志賀島」など水平線の島々が描かれた約150度のパノラマ風景が楽しめる宮地浜「夕陽風景時計」(緒方義幸会員考案)を、約2百人から寄せられた1口千円以上の寄付金約40万円で2014年に設置。同時に同時計前を発着点として津屋崎松原や宮地嶽神社参道を巡る「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8q)を同市と共働で設け、2015年に同フットパスがNPO法人・新日本歩く道紀行推進機構(事務局・東京)の『絶景の道100選』に認定され、2016年には人気アイドルグループ「嵐」のテレビ放送CMで参道が光の道≠ニして全国的に知られる絶景スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。

宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板

 「海とまちなみの会」は、2014年に福津市営宮地浜駐車場に宮地浜「夕陽風景時計」の案内掲示板(高さ210p、幅180p)を設置。国道495号線宮地浜交差点そばの同駐車場は宮地浜「夕陽風景時計」まで約30mの場所で、光の道¢フ験に訪れた観光客の方たちが駐車場に車を止め、案内板の解説文を見て時計の見方を理解して時計の版面を眺め、誕生日や結婚記念日などに夕陽が沈む時刻と方角を確かめてもらうのが狙いです。

 残念ながら設置から8年間の雨水で、2023年1月までに案内掲示板の長方形の板枠が腐食し、掲示板の高さ90pの所に設置していた解説文や位置表示のイラスト入りのアルミ複合板=写真A=が剥がれ落ちました=写真B=。
〈事務局日記〉0394:A1409021023トリミング遠景看板・「夕陽風景時計」3924.JPG
写真A:解説文や位置表示のアルミ複合板(掲示板の上部) 
〈事務局日記〉0394:B2210191058宮地浜「夕陽風景時計」解説板の裏面0668.JPG
写真B:道路側から見たアルミ複合板が剥がれ落ちた案内掲示板(向こうが宮地浜駐車場)

 福津市内の工務店に掲示板の修復費の見積をお願いしたところ、木製支柱の根元は腐っていないので、支柱をつぎ足し、雨がしみ込まないよう笠木を付けて修復するのが適当として、工費11万4千円という。「海とまちなみの会」では2022年度会費の繰越見通し金3万4千円を修復費に充当し、残り8万円を会員と「夕陽風景時計」ファンの各地の皆様の寄付金(1口千円以上)で集めたいと2月26日の例会まで募金を呼びかけています。
                                                                                                                                                                                                                                           
宮地浜「夕陽風景時計」案内掲示板修復募金ご協力のお願い
                                                                                                                
 「海とまちなみの会」への「夕陽風景時計」案内掲示板修復費の寄付金は、銀行お振り込みの場合は西日本シティ銀行福間支店普通預金口座(「津屋崎千軒 海とまちなみの会 会長吉村勝利」、口座番号1304781)をご利用いただければ幸いに存じます(振り込み手数料のご負担もご容赦ください)。また、2月4日(土)午前9時から宮地浜「夕陽風景時計」を清掃する本会会員や同月19日11時〜15時開館の観光ガイド事務所「貝寄せ館」(福津市津屋崎三丁目18番16号)でガイド当番の会員か、最寄りの会員でもお受けいたします。連絡。お問い合わせは本会事務局・吉村へE-mail:yosi3019@sage.ocn.ne.jpでお願いします。
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2022年10月28日

〈事務局日記〉0393:全国フットパスの集い




〈事務局日記〉0393:@2210281446かえ臼杵藩馬廻役・旧安野家の長屋門を見る参加者0740.JPG
写真@:臼杵藩馬廻役・旧安野家の長屋門を見るフットパス参加者たち
    =大分県臼杵市で、2022年10月28日午後2時45分撮影

大分県臼杵市で「全国フットパスの集い2022inうすき」開催
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員も参加しました

 日本フットパス協会(本部・東京)などで組織した実行委員会主催の「全国フットパスの集い2022inうすき」が10月28日、大分県臼杵市で始まり、同協会加盟の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(福岡県福津市津屋崎)からも会員が城下町と鉄路巡り∔プチ里山コースのフットパスに参加しました。

 このコースのフットパスは午後2時、山梨県と臼杵市内の男女も含め7人の参加者がJR日豊本線臼杵駅(同市海添)を地元ガイドの案内でスタート。臼杵藩時代に馬廻役を務めた上級武家・旧安野家の長屋門=写真@=をはじめ武家屋敷跡や日豊本線の鉄橋、里山などの景色を楽しみながら約4qを歩き、同4時に大正時代の駅舎が残る同本線上臼杵駅(同市福良)にゴールインし、記念撮影して解散しました。

 29日は、臼杵市内で日本フットパス協会の通常総会やフットパスフォーラムがあり、下間久美子・國學院大學観光まちづくり学部教授の講演、全国からの参加団体の活動紹介などが行われます。
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〈事務局日記〉0392:第8回まちなみフォーラム福岡


北島力さん(中央こちら向き)の説明を聞く参加者たち20221023_091707.jpg
写真@:北島力さん(中央こちら向き)から八女福島の伝統的町家の説明を聞く参加者たち
    =福岡県八女市で、2022年10月23日撮影

福岡県八女市で「第8回まちなみフォーラム福岡」開催
「海とまちなみの会」からも4会員が参加しました

 町家や民家の保全・再生に取り組む全国の建築士らの団体で組織している作事組全国協議会とNPO 法人八女町並みデザイン研究会主催の「第7回作事組全国協議会2022八女福島シンポジウム&第8回まちなみフォーラム福岡」(まちなみネットワーク福岡など共催)が、10月22日と23日に福岡県八女市本町の「おりなす八女小ホール」で開催。町家や町並みの保全、継承を図ろうと、八女福島の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区選定20周年になったのを記念して八女市で開かれました。

 県内のまちづくり団体で組織している「まちなみネットワーク福岡」に加盟している福津市津屋崎の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」からも役員4人が23日、八女福島の重伝建地区の町並み巡りに参加、NPO法人まちづくりネット八女理事長の北島力さんの案内=写真@=で、江戸時代から昭和まで建てられた白壁土蔵造りの町家が連なる伝統的な町並みを見学しました。

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2022年10月13日

〈事務局日記〉0391:「貝寄せ館」で津屋崎小2年4組児童をガイド

〈事務局日記〉0391:@2210131040貝寄せ館を見学する児童たち656.JPG
写真@:貝寄せ館」で展示された津屋崎浜で採集の貝殻を見学する児童たち
    =2022年10月13日午前10時40分撮影

10月13日、地域学習「わたしの町発見」で訪問の津小2年4組児童30人に

「海とまちなみの会」が津屋崎の歴史と文化、自然が分かる「貝寄せ館」をガイド

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は10月13日午前、福津市立津屋崎小学校からの依頼で2年4組児童30人の地域学習「わたしの町発見」の施設訪問に協力、津屋崎の歴史、文化、自然が分かる本会の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(福津市津屋崎三丁)内外で、役員4人がボランティアでガイドしました。「貝寄せ館」に入った児童らは、津屋崎浜で採集された貝殻や津屋崎千軒の繁栄を支えた塩田、町家の卯建、鏝絵などの写真入り解説パネルなどを熱心に見学しました=写真@=。

 「貝寄せ館」は平成24年(2012年)3月25日、福津市津屋崎三丁目18番16号の旧「田畑畳店」の畳製造作業所を無償でお借りし、会員と市民から建物改装資金を募り、開館。津屋崎の浜が春先に吹く西風で多くの貝が打ち寄せられ、貝寄せの浜≠ニ呼ばれているのに因み、市民や観光町歩きの方が、貝のように寄せ集まる所にしたいと「貝寄せ館」と名付けました。
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2022年07月06日

〈事務局日記〉0390:『はちがめ通信21号』発行

『はちがめ通信21号』1面・2面
写真@:「貝寄せ館」入口格子に張られた『はちがめ通信21号』の1面(上)と2面

「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信21号』を発行しました

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、会報ニュース『はちがめ通信21号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を7月6日付で発行、福津市津屋崎3丁目の本会のガイド拠点「貝寄せ館」入口格子=写真@=や、福津市複合文化センター「カメリアステージ図書館」とカメリアホールに掲示し、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。

 『はちがめ通信21号』1面のトップ記事には、福津市本木の林道で6月20日に開催した初夏の植物観察会の様子を掲載。会員らがつる性の植物・キジョランの葉に“渡り蝶”・アサギマダラの幼虫が食べて開けた穴を見つけたほか、5月23日に久保田由美子会員が白い花の蜜を吸いに2頭のアサギマダラが飛来した標高260mの林道沿いにあるウツギ(空木。卯の花)の様子を確認、猫の好物で知られるマタタビのどんぐり形の実やマムシグサの花などの観察を楽しんだ模様を紹介しています。

 1面中段には、「宗像植物友の会」から本会へ2月6日に寄贈された同友の会発行の『宗像・福津の植物ガイド ふるさとの野山を歩く』の内容を掲載。1面下段には、麦野裕会員の「塩木の家」紹介記事が福津市文化協会から3月に発行された会誌『文化福津』に掲載されたことを紹介しています。麦野会員は、福津市津屋崎3丁目にある卯建の建つ町家・「麦屋惣平衛邸」(木造瓦葺き2階建て)の当主。土蔵造りの同邸が、防虫防腐のため海水に数年間浸けた材木「塩木(しおぎ)」の梁を用いて明治40年(1907年)7月に建てられた経緯を紹介記事で詳しく説明されています。

 『はちがめ通信21号』2面は、令和3年(2021年)で築120年になった津屋崎千軒民俗館「藍の家」(国登録有形文化財)を祝う藍の家120歳催事を特集掲載。3月19日に藍の家で開かれた山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授(日本建築史)の講演会や、藍の家保存会(「海とまちなみの会」会員)が中心となって運営して4月23日に開催の藤原惠洋・九大名誉教授(建築史)の特別記念講演会の模様を紹介しています。2面下段には、「海とまちなみの会」が2021年10月に福津市立津屋崎小学校2年5組の地域学習「わたしの町発見」に協力したお礼に、5組児童34人から手紙文集が2022年1月に届いたことを掲載しています。 
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2022年06月12日

〈事務局日記〉0389:「海とまちなみの会」令和4年度定期総会

〈事務局日記〉0389:@参道先に沈む夕日1302241803秀「宮地嶽神社」17.JPG
写真@:宮地嶽神社社参道石段最上部から年に2度だけ観賞できる“光の道”
=福津市宮司元町で2013年2月24日午後6時撮影

「海とまちなみの会」定期総会で令和4年度事業案決定
10月8日に“絶景の道”と宮地浜「夕陽風景時計」を巡るフットパス開催

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は6月12日、福津市の「カメリア図書館」多目的室で令和4年度定期総会を開き、同年度事業案として@10月8日(土)に宮地浜「夕陽風景時計」設置8周年&「カメリアステージ」開館5周年記念・“絶景の道”と宮地浜「夕陽風景時計」を巡るフットパス2022を開催A県内のまちづくり団体で組織している「まちなみネットワーク福岡」が、11月に八女市吉井町で開催予定の「第8回まちなみフォーラム福岡in八女」に加盟団体として参加するB6月20日(月)に福津市本木の「ほたるの里」で、梅に似た白い五弁の花が美しいマタタビの花観察会を開く――ことなどを決めました。

 10月8日の“絶景の道”フットパスは、午前9時に宮地嶽神社前バス停前の旅館「大阪屋」前をスタート、年に2度、“光の道”=写真@=が観賞できる同神社参道石段最上部から参道突き当りに海辺に「海とまちなみの会」が設置した宮地浜「夕陽風景時計」や、津屋崎松原を巡り、11時のカメリアステージゴールまで「津屋崎里歩きフットパス」(『絶景の道100選』認定)コース約3`を歩きます。


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2022年04月23日

〈事務局日記〉0388:藍の家で藤原惠洋九大名誉教授講演会

〈事務局日記〉0388:@2204231530講演する藤原名誉教授9200.JPG
写真@:1階座敷で講演する藤原惠洋九大名誉教授
    =津屋崎千軒民俗館「藍の家」で、2022年4月23日午後3時30分撮影

福津市の国登録有形文化財「藍の家」で築120年祝い
藤原惠洋九大名誉教授の特別記念講演会が開催されました

 福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」で4月23日午後2時半から、藤原惠洋(ふじはらけいよう)九大名誉教授(建築史)の特別記念講演会=写真@=が開催されました。明治34年(1901年)に染物屋(紺屋)・五代目上妻善兵衛氏宅として建てられた「藍の家」が、令和3年(2021年)で築120年になったのを祝う行事として講演を依頼。

 特別記念講演会は、藍の家保存会(「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員)が中心となって運営、藤原九大名誉教授(大分県竹田市文化振興財団理事長、前文化審議会世界文化遺産部会委員)が「私たちはどこからきて、今どこにいて、これからどこへ行くのか」〜津屋崎千軒、藍の家をめぐるまちづくり先達との出会いと路上物語〜の演題で講演。

 藤原講師は、上妻家住宅が旧津屋崎町(現福津市)に寄贈され「藍の家」として保存できたのは、平成5年(1993年)に設立された旧津屋崎町街並み保存協議会の原田活男会長(津屋崎人形師)と事務局を務めた柴田治さん(美術教師)の力が大きい、と説明。「二人は、人形作り、絵を描くという、物を生み出す人、クリエーターだった。津屋崎の地域固有資源の拠点である歴史的建物を保存、活用する藍の家の取り組みは、市民の社会的合意によるまちそだてのお手本。これからどこへ行くのか、30年後に向けた持続可能なまちそだてのあり方が大切です」と、聴講の多くの市民に呼びかけられました。
                                                       
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2022年03月19日

〈事務局日記〉0387:藍の家で講演会

202203191337「藍の家」で講演する山田由香里教授9024 -.JPG
写真@:1階座敷で講演する山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授
   =津屋崎千軒民俗館「藍の家」で、2022年3月19日午後1時35分撮影

福津市の国登録有形文化財「藍の家」で築120年祝う

山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授が講演

 福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」で3月19日午後、山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授(日本建築史)が「藍の家120歳」を祝って講演=写真@=されました。明治34年(1901年)に染物屋(紺屋)・五代目上妻善兵衛氏宅として建てられた「藍の家」が、令和3年(2021年)で築120年になったのを祝う行事として講演を依頼。

 山田教授は平成18年(2006年)、初めて訪れた「藍の家」を国登録有形文化財とするよう福津市に提案、同文化財登録申請の建物所見を執筆し、「藍の家」の同19年(2007年)の有形文化財登録に大きく貢献されました。この日の講演会は、藍の家保存会(「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員)が中心となって運営、山田教授が「古くて新しい、藍の家再発見!」の演題で講演。

 藍の家の建物の魅力について、山田教授は「2007年に一目見て、素敵な建物だと思いました。その時、藍の家は105歳でした。それから15年経って120歳を迎えられたということは、人間の還暦を2回することなので、すごいことです。祇園祭りの山笠が見られるように外される1階の格子戸や、欄間の近江八景の彫刻、2階の火に強い漆喰壁、長さ9mの松の梁など外観、構造も素晴らしい。古いけれども、新しいまちづくりができる建物です」と、聴講の多くの市民に熱心に語られました。
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2022年03月15日

〈事務局日記〉0386:宮地浜「夕陽風景時計」が福津市のホームページに掲載

福津市のホームページに記事掲載された宮地浜「夕陽風景時計」の写真9004.JPG
写真@:福津市のホームページに掲載された宮地浜「夕陽風景時計」紹介記事

宮地浜「夕陽風景時計」紹介記事が福津市のホームページに掲載

<福津に暮らす。豊かに暮らす。>「ふくつの魅力」アピールに一役

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(会員45人)が2014年に福津市制施行10周年記念事業として設置した宮地浜「夕陽風景時計」が、市のホームページ関連リンク「定住化情報プラザ ふくつぐらし」の『ふくつの魅力』ページに記事と写真で掲載=写真@=され、<福津に暮らす。豊かに暮らす。>魅力をアピールしています。

 『ふくつの魅力』ページ掲載の記事は、【便利なまち】の<太陽の下でのびのびと>コーナーに、「海に沈む夕日は絶景」の見出しで<市内の海岸からは、水平線に沈む夕日を眺めることができます。その美しさは思わず足を止めて見入ってしまうほどです。日が沈む場所や色合いは日々刻々と変化していきます。テレビCMで一躍有名になった宮地嶽神社参道の「光の道」の浜辺(宮地浜)には、市民グループが企画、製作した夕日が沈む時刻と方角が分かる「夕陽風景時計」が設置されています>と紹介。

 夕陽が沈む方向と時刻、水平線の島々が描かれたパノラマ風景が分かる宮地浜「夕陽風景時計」は、緒方義幸・「海とまちなみの会」会員が考案。本会が玄界灘に沈む夕陽の美しさを観光に活かしたいと、約200人から寄せられた市民募金約40万円で設置。“光の道”絶景は、平成28年(2016年)2月に人気アイドルグループ「嵐」(2020年末で活動休止)のJALの国内旅行企画CMで、テレビ放映され、全国的に知られる夕陽絶景が楽しめる人気スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。
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2022年03月10日

〈事務局日記〉0385:藍の家120歳展

〈事務局日記〉0385:@2203101352看板・藍の家120歳展8939.JPG
写真@:津屋崎千軒民俗館「藍の家」入口に立てられた藍の家120歳展の案内看板
   =福津市津屋崎4−14−20で、2022年3月10日撮影

福津市で「藍の家120歳展」が始まりました

津屋崎の卯建や鏝絵のある町屋めぐり写真を展示

 福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」で3月10日、「藍の家120歳展」(主催・藍の家、福津市地域振興課)=写真@=が始まりました。藍の家は、明治34年(1901年)に建てられた染物屋(紺屋)・五代目上妻善兵衛氏の住宅。白漆喰塗り込め壁に格子戸など当時の町屋形式の特徴を伝えています。令和3年(2021年)で築120年になったのを祝い、記念行事として同展を開催したもので、入場無料。27日まで。

 この上妻家住宅は、取り壊しが持ち上がった平成6年(1994年)に旧津屋崎町街並み保存協議会の保存運動で、上妻家が建物を旧津屋崎町(現福津市)に寄贈しました。平成19年(2007年)には、江戸時代から海上交易で栄えた〈津屋崎千軒〉の面影を残す建造物として、国登録有形文化財になり、現在は福津市が管理し、ボランティア団体・藍の家保存会(古閑由美代表)の運営で、地域の文化交流の場として活用されています。
                    
 「藍の家120歳展」会場の1階・座敷には、藍の家保存会が資料をまとめた旧津屋崎町街並み保存協議会の保存運動の歴史紹介コーナーのほか、津屋崎地区の観光案内図と 防火壁の卯建や鏝絵のある町屋などの写真を掲示した「藍の家周辺の町屋めぐり」コーナー=写真A=や、明治時代に津屋崎で配られた色鮮やかな引札(商店のチラシ)も展示。                                                                                                                        
                                                                                                                             
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写真A:津屋崎地区の観光案内図と町屋などの写真を掲示した「藍の家周辺の町屋めぐり」コーナー

 展示された卯建のある町屋では、しおさい通り東側に面した「麦屋惣平衛邸」(木造瓦葺き2階建て)母屋妻壁の東西に対になって建てられた卯建の写真と、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が塀に掲示した「麦屋惣平衛の麦屋は屋号。小麦を石臼でひいて粉にし、うどんを作って販売していた当時、麦屋を屋号にした」という解説板の写真も添えられています=写真B=。
                              
〈事務局日記〉0385:B2203101357麦屋惣平衛邸・藍の家120歳展8954.JPG
写真B:妻壁東西に対の卯建がある「麦屋惣平衛邸」の写真と「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が塀に掲示した解説板の写真
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2021年12月22日

〈事務局日記〉0384:2021年を振り返って

〈事務局日記〉0384:@2110201128竹中和久会員から貝の説明を聞く児童8470.JPG
写真@:展示されている貝殻の説明を熱心に聞く津屋崎小2年5組児童たち
=「貝寄せ館」で、2021年10月20日午前11時25分撮影

〜「海とまちなみの会」2021年を振り返って〜

福津市立津屋崎小の地域学習に2年続けて協力しました
“絶景の道”フットパス2021開催でお礼の声届く

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は12月19日、福津市複合文化センター「カメリアホール・中研修室」で例会を開きました。2021年の本会活動では、10月5日と20日=写真@=、福津市立津屋崎小学校からの依頼で2年5組児童34人の地域学習「わたしの町発見」の施設訪問に協力、津屋崎の歴史、文化、自然が分かる本会の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(福津市津屋崎三丁目)を役員4人がボランティアでガイドしました。児童たちには、会員が「津屋崎浜」で採取した貝殻をおみやげに一つずつプレゼントし、喜んでもらえました。津屋崎小では2020年も1月に5年2組での塩作り体験授業、9月と10月に2年生の地域学習に初めて協力しました。

 福津市複合文化センター「カメリアステージ」と10月31日には、宮地浜「夕陽風景時計」設置7周年&「カメリアステージ」開館4周年記念、“絶景の道”と宮地浜「夕陽風景時計」・松原を巡るフットパス2021=写真A=を開催。福岡、宗像、古賀、福津4市から参加の男女20人が、午前9時に同市宮司3丁目の旅館「大阪屋」で手指消毒、検温を終え、密を避けて1・2班別に出発、同市津屋崎1の「カメリアステージ」まで約3`を会員4人のガイドで約2時間歩き、秋の津屋崎里歩きを五感で満喫しました。

 福岡市から参加されたご夫婦から「まち歩きの距離は丁度、良かった。まちの未来への情熱を感じる活動だと思います。史跡だけでなく、植物の説明をしてくださる方もいらっしゃって、とても興味深かったです。アサギマダラの話が一番、興味深いものでした」とお礼のメールをいただきました。

〈事務局日記〉0384:A2110310908優光の道を見る参加者たち8518.JPG
写真A:光の道≠フ夕陽絶景地を見下ろす「フットパス2021」参加の人たち
    =福津市・「宮地嶽神社」参道石段最上部で、10月31日午前9時5分撮影

「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信20号』を発行しました

 10月24日付で、会報ニュース『はちがめ通信20号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を発行しました。

〈事務局日記〉0384:Bスキャン「はちがめ通信20号」1面.JPG
写真B:会報ニュース『はちがめ通信20号』の1面

 『はちがめ通信20号』1面=写真B=のトップ記事には、令和3年(2021年)がご遷座八百年の節目となった津屋崎の氏神・波折神社(福津市津屋崎4丁目)で、「海とまちなみの会」が10月15日に開催した、ご遷座八百年記念「第18回<津屋崎千軒>ふるさと塾」波折神社の歴史と奉納絵馬を学ぶを掲載。本会員や福津郷土史会員など21人が参加、午前10時から正午まで講師の大賀康子会員(福津郷土史会会長)から本殿や境内社の歴史を学び、拝殿に掲示の奉納絵馬の解説に耳を傾けた模様を紹介しています。

 『はちがめ通信20号』2面=写真C=は、福岡県内有数の海浜植物・スナビキソウ群生地の福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」と東隣の同市宮司浜4丁目の「宮地浜」で、「海とまちなみの会」が “海を渡る蝶”で知られるアサギマダラの渡りのルートを解明しようと、2016年から市民と続けてきたスナビキソウの花の密を吸いに舞い降りるアサギマダラのマーキング(標識)調査を特集。2021年5月11日にマークしたアサギマダラが15日に約16km北東の同県遠賀郡岡垣町吉木浜で写真撮影され、日本の新たな北上ルートが初めて分かりました。この標識個体は、福津市津屋崎1丁目の主婦宗俊頼子さんが宮地浜で5月11日、2021年春北上のアサギマダラとして18番目にマーキングした雄でした。「海とまちなみの会」が、この標識情報を全国のアサギマダラ移動情報のネットワークにアップしたところ、埼玉県の井上浩さんからネットに藤井香織さん(北九州市)が岡垣町吉木浜で撮影した羽を広げた標識個体の写真がアップされていると、本会事務局に知らせていただきました。

 これまで福津市津屋崎地区(旧宗像郡津屋崎町の「津屋崎浜」、「宮地浜」)でマークしたアサギマダラの北上による撮影の確認例はありませんでした。津屋崎地区への北上個体の確認例では2013年6月3日、宗俊頼子さんが「津屋崎浜」で再捕獲した雌に標識があり、長崎県新上五島町の野下広人さんが五島列島上五島(中通島)の林道でマークした個体が、東北東に154kmを23日間で移動したことが分かっています。今回の岡垣町吉木浜での北上個体雄の撮影記録は、長崎県・五島列島から福岡県の福津市津屋崎地区―岡垣町吉木浜を経て本州方面へつながる北上ルートが確認される可能性があるのでは、との期待もあることを紹介しています。

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写真C:会報ニュース『はちがめ通信20号』2面

 西鉄宮地岳線津屋崎―新宮駅間廃線1か月前の平成19年(2007年)2月、鉄路を失って経済地盤沈下が懸念される津屋崎地区の町興しボランティア団体として発足した本会活動の原点を踏まえ、2022年も地域の宝を見詰め直して後世に伝える活動を継続できるよう、津屋崎千軒ふるさと塾開催や地域浮揚につなげるイベント企画に取り組みたいと願っています。今年1年間、多くの方々にご支援いただき、感謝申し上げます。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
posted by ケント at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局日記