2009年07月22日

〈企画事業〉052・「かっぱリング」あすから開催

記念のティーシャツ
写真@:「守ろうニッポンバラタナゴ」の文字と魚のイラストが入った記念Tシャツ
    =福津市津屋崎2で、2009年7月22日撮影

あすから2日間、「かっぱリング」開催
守ろう! 「絶滅危惧TA類」指定・ニッポンバラタナゴ
――「海とまちなみの会」

 「海とまちなみの会」は、あす7月23日から、「津屋崎小・姫治小かっぱリングin〈津屋崎千軒〉」を開催します。玄界灘に近い海の小学校=E福津市立津屋崎小の4―6年生37人が夏休みのこの日、「全国棚田百選」の一つ・「葛籠(つづら)棚田」近くにある「山村留学」の山の小学校≠ナ知られる福岡県うきは市立姫治(ひめはる)小の全校児童25人を津屋崎小へ迎え、24日まで2日間の日程で交流します。

 津屋崎の水辺で観察できる「絶滅危惧TA類」指定の淡水魚・ニッポンバラタナゴ(コイ科)やアカウミガメ、カブトガニ、クロツラヘラサギ(トキ科)など絶滅のおそれがある動物や豊かな自然を学び、「津屋崎海水浴場」で泳いだり、ボランティアガイドの案内で福津市まちおこしセンター『津屋崎千軒なごみ』を発着地に、江戸時代から栄えた〈津屋崎千軒〉の歴史的な町並み歩きを楽しむ企画です。

 企画事業費は、福津市や福岡市などで組織している「福岡都市圏広域行政事業組合」が同都市圏筑後川流域交流推進事業「かっぱリング」宗像地域の事業として全額負担、参加者は無料で、記念のTシャツ=写真@=もプレゼントされます。筑後川流域と同都市圏市町村の地域交流と活性化を図り、子どもたちが夢を持ち、たくましく育つことを目指しています。

 企画・運営をボランティアで行う「海とまちなみの会」)では、平成19年2月の会設立以来、歴史的町並みの保全やボランティアガイドの活動を重点的にしてきましたが、海辺の自然環境の紹介と保全活動に取り組む企画事業はこれが初めてです。協力スタッフは、「恋の浦ウミガメの会」や「宗像ライフセービングクラブ」などのメンバーも含め約40人。

 姫治小の児童は23日午前10時半ごろ、大型観光バスで津屋崎小に到着。両小児童が交流後、市立津屋崎中の給食室「スカイルーム」で昼食。午後1時からは「津屋崎干潟」を見学し、1時30分から津屋崎海水浴場の「スターリゾートセンター」で水着に着替え、海水浴や砂遊びを楽しみます。3時には、宿泊先の「ウエルサンピア福岡」に着き、夕食後に両小児童の交流の夕べを開く予定です。

 24日は、午前8時30分から「ウエルサンピア福岡」で両小児童に特別授業。講師の鬼倉徳雄・九州大学大学院附属水産実験所助教(農学博士、魚類学)が、「筑後川流域の淡水魚と津屋崎に生息する絶滅危惧種・ニッポンバラタナゴ」と題して話します。9時40分からは、「福津市まちおこしセンター」を振り出しに〈津屋崎千軒〉の町歩きを楽しみ、10時40分に姫治小児童らが観光バスで同センターから帰路に着く計画です。
posted by ケント at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画事業
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