写真@:『第10回まちなみフォーラム福岡』開催報告書
(左は表紙。右6〜7頁は「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の活動報告を掲載)
『第10回まちなみフォーラム福岡in津屋崎千軒』開催報告書を発行しました
第10回まちなみフォーラム福岡in津屋崎千軒実行委員会(事務局・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」)は2025年1月22日、〜祝豊村酒造創業150周年・旧醸造場施設国重要文化財指定〜「津屋崎千軒町家めぐり&第10回まちなみフォーラム福岡in津屋崎千軒」(2024年4月20日に福津市津屋崎の豊村酒造で開催)の開催報告書(A4判、61頁)を発行しました。
「津屋崎千軒町家めぐり&第10回まちなみフォーラム福岡in津屋崎千軒」は、「歴史的町並み景観と町家を残し、人にやさしいまちづくり」をスローガンに、「 海とまちなみの会」が藍の家保存会、津屋崎千軒いきいき夢の会に呼びかけて結成した実行委員会と、福岡県内各地で地域遺産を活かしたまちづくりに取り組む団体で組織した「まちなみネットワーク福岡」が主催。開催報告書には、「 海とまちなみの会」による開催地の報告=写真@=をはじめ、各地からの報告で@「まちなみネットワーク福岡」からの福岡市の都心歴史環境地区での取り組みA八女福島町並み保存会からの伝建制度を活用した町並み保存・継承の活動BNPO法人小保・榎津藩境のまち保存会からの空き家を再生活用しまちなみに元気を―のテーマでの活動発表を掲載しています。
続いて、西村幸夫國學院大學観光まちづくり学部長・教授(東大名誉教授)の「歴史的建造物の国重要文化財指定の意義と保全活用」の演題での基調講演で、旧醸造場施設が国重要文化財に指定された意義と活用について、「ここが町を守ったり育てたりする地域の拠り所になる」と指摘されたと紹介。
この後、西村教授をコーデイネーターにしてのパネルディスカッション(テーマ「歴史的町並み景観の保全と町家の再生活用」〜豊村酒造建造物の国重要文化財指定を機に津屋崎千軒の活性化目指して〜)の記事を掲載しています。登壇した松本将一郎(福岡県文化財保護課技術主査)、田上浩司(福津市教育委員会文化財課文化財係長)、金氣順也(金氣順也建築工房代表取締役、海とまちなみの会会員)のパネリスト3人と、北島力アドバイザー(NPO法人全国町並み保存連盟副理事長)の発言と、討論のまとめとして豊村酒造の活用について「事業計画や具体的なことを官民合同でやっていくステージと思う」と言う西村教授の言葉を載せています。
このほか、開会セレモニーでの豊村利惠子・豊村酒造社長の挨拶や、午前中に行われた津屋崎千軒の町歩きで豊村酒造や卯建のある町家・「麦屋惣平衛邸」のガイド風景なども写真付きで紹介しています。