写真@:「貝寄せ館」入口格子に張られた『はちがめ通信21号』の1面(上)と2面
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信21号』を発行しました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、会報ニュース『はちがめ通信21号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を7月6日付で発行、福津市津屋崎3丁目の本会のガイド拠点「貝寄せ館」入口格子=写真@=や、福津市複合文化センター「カメリアステージ図書館」とカメリアホールに掲示し、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。
『はちがめ通信21号』1面のトップ記事には、福津市本木の林道で6月20日に開催した初夏の植物観察会の様子を掲載。会員らがつる性の植物・キジョランの葉に“渡り蝶”・アサギマダラの幼虫が食べて開けた穴を見つけたほか、5月23日に久保田由美子会員が白い花の蜜を吸いに2頭のアサギマダラが飛来した標高260mの林道沿いにあるウツギ(空木。卯の花)の様子を確認、猫の好物で知られるマタタビのどんぐり形の実やマムシグサの花などの観察を楽しんだ模様を紹介しています。
1面中段には、「宗像植物友の会」から本会へ2月6日に寄贈された同友の会発行の『宗像・福津の植物ガイド ふるさとの野山を歩く』の内容を掲載。1面下段には、麦野裕会員の「塩木の家」紹介記事が福津市文化協会から3月に発行された会誌『文化福津』に掲載されたことを紹介しています。麦野会員は、福津市津屋崎3丁目にある卯建の建つ町家・「麦屋惣平衛邸」(木造瓦葺き2階建て)の当主。土蔵造りの同邸が、防虫防腐のため海水に数年間浸けた材木「塩木(しおぎ)」の梁を用いて明治40年(1907年)7月に建てられた経緯を紹介記事で詳しく説明されています。
『はちがめ通信21号』2面は、令和3年(2021年)で築120年になった津屋崎千軒民俗館「藍の家」(国登録有形文化財)を祝う藍の家120歳催事を特集掲載。3月19日に藍の家で開かれた山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授(日本建築史)の講演会や、藍の家保存会(「海とまちなみの会」会員)が中心となって運営して4月23日に開催の藤原惠洋・九大名誉教授(建築史)の特別記念講演会の模様を紹介しています。2面下段には、「海とまちなみの会」が2021年10月に福津市立津屋崎小学校2年5組の地域学習「わたしの町発見」に協力したお礼に、5組児童34人から手紙文集が2022年1月に届いたことを掲載しています。