2022年03月19日
〈事務局日記〉0387:藍の家で講演会
写真@:1階座敷で講演する山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授
=津屋崎千軒民俗館「藍の家」で、2022年3月19日午後1時35分撮影
福津市の国登録有形文化財「藍の家」で築120年祝う
山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授が講演
福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」で3月19日午後、山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授(日本建築史)が「藍の家120歳」を祝って講演=写真@=されました。明治34年(1901年)に染物屋(紺屋)・五代目上妻善兵衛氏宅として建てられた「藍の家」が、令和3年(2021年)で築120年になったのを祝う行事として講演を依頼。
山田教授は平成18年(2006年)、初めて訪れた「藍の家」を国登録有形文化財とするよう福津市に提案、同文化財登録申請の建物所見を執筆し、「藍の家」の同19年(2007年)の有形文化財登録に大きく貢献されました。この日の講演会は、藍の家保存会(「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会員)が中心となって運営、山田教授が「古くて新しい、藍の家再発見!」の演題で講演。
藍の家の建物の魅力について、山田教授は「2007年に一目見て、素敵な建物だと思いました。その時、藍の家は105歳でした。それから15年経って120歳を迎えられたということは、人間の還暦を2回することなので、すごいことです。祇園祭りの山笠が見られるように外される1階の格子戸や、欄間の近江八景の彫刻、2階の火に強い漆喰壁、長さ9mの松の梁など外観、構造も素晴らしい。古いけれども、新しいまちづくりができる建物です」と、聴講の多くの市民に熱心に語られました。
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