2022年03月10日

〈事務局日記〉0385:藍の家120歳展

〈事務局日記〉0385:@2203101352看板・藍の家120歳展8939.JPG
写真@:津屋崎千軒民俗館「藍の家」入口に立てられた藍の家120歳展の案内看板
   =福津市津屋崎4−14−20で、2022年3月10日撮影

福津市で「藍の家120歳展」が始まりました

津屋崎の卯建や鏝絵のある町屋めぐり写真を展示

 福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」で3月10日、「藍の家120歳展」(主催・藍の家、福津市地域振興課)=写真@=が始まりました。藍の家は、明治34年(1901年)に建てられた染物屋(紺屋)・五代目上妻善兵衛氏の住宅。白漆喰塗り込め壁に格子戸など当時の町屋形式の特徴を伝えています。令和3年(2021年)で築120年になったのを祝い、記念行事として同展を開催したもので、入場無料。27日まで。

 この上妻家住宅は、取り壊しが持ち上がった平成6年(1994年)に旧津屋崎町街並み保存協議会の保存運動で、上妻家が建物を旧津屋崎町(現福津市)に寄贈しました。平成19年(2007年)には、江戸時代から海上交易で栄えた〈津屋崎千軒〉の面影を残す建造物として、国登録有形文化財になり、現在は福津市が管理し、ボランティア団体・藍の家保存会(古閑由美代表)の運営で、地域の文化交流の場として活用されています。
                    
 「藍の家120歳展」会場の1階・座敷には、藍の家保存会が資料をまとめた旧津屋崎町街並み保存協議会の保存運動の歴史紹介コーナーのほか、津屋崎地区の観光案内図と 防火壁の卯建や鏝絵のある町屋などの写真を掲示した「藍の家周辺の町屋めぐり」コーナー=写真A=や、明治時代に津屋崎で配られた色鮮やかな引札(商店のチラシ)も展示。                                                                                                                        
                                                                                                                             
〈事務局日記〉0385:A2203101357藍の家周辺の町屋めぐり展示・藍の家120歳展8955.JPG
写真A:津屋崎地区の観光案内図と町屋などの写真を掲示した「藍の家周辺の町屋めぐり」コーナー

 展示された卯建のある町屋では、しおさい通り東側に面した「麦屋惣平衛邸」(木造瓦葺き2階建て)母屋妻壁の東西に対になって建てられた卯建の写真と、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が塀に掲示した「麦屋惣平衛の麦屋は屋号。小麦を石臼でひいて粉にし、うどんを作って販売していた当時、麦屋を屋号にした」という解説板の写真も添えられています=写真B=。
                              
〈事務局日記〉0385:B2203101357麦屋惣平衛邸・藍の家120歳展8954.JPG
写真B:妻壁東西に対の卯建がある「麦屋惣平衛邸」の写真と「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が塀に掲示した解説板の写真
posted by ケント at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局日記
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