写真@:「プレ発表会」授業で「とまちなみの会」の吉村勝利会長の感想を聞く津屋崎小2年生たち
=2020年10月29日正午すぎ、福津市立津屋崎小2年1組で
津屋崎小2年生が地域学習「わたしの町発見」で「プレ発表会」授業
「貝寄せ館」訪問学習の内容まとめに「海とまちなみの会」がゲストで助言
福津市立津屋崎小学校で10月29日、地域学習「わたしの町発見」で「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」を9月14日と10月5日に2回訪ねた2年生29人が学習内容をまとめる「プレ発表会」の授業があり、本会員がゲストティーチャーに招かれ、発表内容について助言を行いました。
この日の「プレ発表会」授業は、校舎1階の2年1組教室に児童27人が出席して午前11時25分から約1時間開催。代表の児童6人が黒板の前に並び、「貝寄せ館の秘密について発表します」とトップに立った男子児童が切り出しました。次に、机の上に紙芝居風に立てた画用紙に貼った「貝寄せ館」の写真を女子児童が指示棒で指しながら、約80種類の津屋崎産の貝が展示されていることや、ピンク色で美しいサクラガイとベニガイの違いを紹介。別の男子児童も「津屋崎の浜は多くの貝が西風で吹き寄せられ、“貝寄せの浜”とも呼ばれています。貝のように観光の人たちが寄せ集まる場所にしたいと願い、貝寄せ館と名付けられました」と分かりやすく話しました。
続いて、「クイズです」と別の男子児童が言い、「貝寄せ館」訪問の際に「海とまちなみの会」のボランティアガイドから、“津屋崎は塩で保(も)つ”というフレーズが今に伝わるほど江戸時代から津屋崎千軒の町並みの繁栄を支えたのは黒田藩が直営の塩田を開発したから、など津屋崎の歴史を学んだことから、“津屋崎は〇でもつ”の〇を、次の3つの選択肢から選んでください、と授業の聞き役の児童たちに質問、全員の児童が「塩です」と答えました。また、明治末に政府が塩の専売制を施行して津屋崎では民間で塩が作れなくなった理由も3択クイズとして問いかけ、「塩を作っていけない決まりができたから」の正解を導くなど、ガイドさん顔負けの解説ぶり。ゲストティーチャーとして感想を求められた本会の吉村勝利会長も「話し方が上手です。みなさんは、もう貝寄せ館のガイドさんができます」と感心し、宮地浜「夕陽風景時計」の説明に「津屋崎里歩きフットパス」の地図も付けると設置場所が分かりやすくなるのではとアドバイスしていました=写真@=。
2年生たちは、11月に全員参加で開かれる本番の発表会授業に向けて発表内容をさらに練り上げたいと張り切っています。