
写真@:上空から見た福津市・「勝浦峯ノ畑古墳」(福津市複合文化センター歴史資料館平成29年度企画展の展示解説リーフレット」から)
福津市複合文化センター「歴史資料館」で開催
歴史講座「沖ノ島と津屋崎古墳群出土の銅鏡をめぐって」受講
福津市複合文化センター「カメリアステージ」歴史資料館主催の歴史講座「沖ノ島と津屋崎古墳群出土の銅鏡をめぐって」が2月18日、「カメリアホール」2階・視聴覚室で午後1時30分から3時30分まで開かれ、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」から観光ボランティアガイドら8人も受講しました。
歴史講座は受講無料で、講師は『鏡と初期ヤマト政権』(すいれん舎)の著書がある辻田淳一郎・九州大学大学院人文科学研究院准教授(日本考古学)です。福津市の「津屋崎古墳群」(国指定史跡)のうち、「新原・奴山古墳群」は2017年に世界文化遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産の一つで、「海とまちなみの会」の世界遺産ガイド・コースになっており、ガイド力アップにつながると歴史講座を受講。
辻田講師は、この日の歴史講座で福津市勝浦にある・「勝浦峯ノ畑古墳」(墳長100bの前方後円墳。5世紀築造)=写真@=について「津屋崎古墳群の北の端にあり、沖ノ島祭祀遺跡から出土の大型銅鏡と同種の大型銅鏡が副葬されていた。古墳の埋葬者が沖ノ島遺跡祭祀にかかわったことも考えられ、重要な古墳」と講演、受講者の関心を集めていました。