2017年10月11日
〈企画事業〉172:「万葉古道」の現況を調査
写真@:確認できた「万葉古道 名児山越え」(「筑紫萬葉旅行の会」設置)の道標
=福津市奴山で、2017年10月10日撮影
福津市奴山の「万葉古道」の現況を調査しました
11月14日、「第17回ふるさと塾・万葉古道の植物探訪」開催
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は10月10日、福津市奴山の「万葉古道」の現況を郷土史に詳しい会員2名で調査、11月14日(火)に「第17回〈津屋崎千軒〉ふるさと塾」・万葉古道の植物探訪を開催することにしました。
福津市津屋崎には、大宰府から奈良の都へ通じる古代の官道が走っており、日本最古の和歌集『万葉集』には、女流歌人として最も多く歌を残した大伴坂上郎女が、勝浦奴山の名児山を越えて都へ帰る際に詠んだ長歌が収録されています。収録の和歌にちなむ「名児山万葉歌碑」が、勝浦の「あんずの里運動公園」に建てられています。
「海とまちなみの会」が2010年3月31日、会員らを含むボランティアガイド13人の「万葉古道」研修で、奴山の地を訪ねており、この日の現況調査では古道の山道は枯れ枝が散乱し、かなり荒廃が目立つ状態でしたが、「万葉古道 名児山越え」(「筑紫萬葉旅行の会」設置)の道標=写真@=が確認できました。杉林の暗い山道沿いには、林内の湿地を好むマムシグサ(サトイモ科)も生えており、11月の「ふるさと塾・万葉古道の植物探訪」では本会会員で「宗像植物友の会」会員2名も参加して詳しい植生調査も行います。
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