2025年03月14日

〈事務局日記〉0407:貝寄せ館に貝殻寄贈相次ぐ

2502161028シロチョウガイG_2349.JPG
写真@:深田政武さん寄贈のシロチョウガイ(長尾修一・日本貝類学会員が同定)

『貝寄せ館』に貝殻寄贈相次ぐ


 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・『貝寄せ館』(福津市津屋崎3丁目18−16)に貝殻の寄贈が相次いでいます。

 『貝寄せ館』近くに住む深田政武さん(津屋崎祇園山笠振興会相談役)からは2025年2月8日、自宅裏の倉庫を取り壊す時に見つかった貝殻(大小3点)を寄贈いただきました。「桶屋を経営していた祖父が入手し、父が倉庫に保管していたと思うが、どうして手に入れたかは分からない」という。この3点について、一番大きな貝殻(殻長約20p)はパラオ(フィリピン東方のミクロネシアア地域の島々からなる共和国)やタヒチ(南太平洋にあるフランス領の島)に多いシロチョウガイ(二枚貝で、白蝶真珠の母貝になる)=写真@=、他の2点はアコヤガイと、神奈川県葉山町から同月15日に『貝寄せ館』を貝類調査で訪ねられた長尾修一・日本貝類学会員(82)=写真A=から同定されました。

2502150956長尾修一・日本貝類学会員_2345.JPG
写真A:『貝寄せ館』を貝類調査で訪ねられた日本貝類学会員の長尾修一さん

 長尾さんは、葉山町森戸海岸で採取の小さな桜貝約10点=写真B=を『貝寄せ館』に寄贈、津屋崎で採取の桜貝は葉山産のものより大きいので自宅の貝類展示場に収蔵したいと要望されたので、『貝寄せ館』に展示の大きな桜貝数枚をお分けしました。

2502161031長尾修一・日本貝類学会員が寄贈した桜貝IMG_2350.JPG
写真B:長尾修一・日本貝類学会員が神奈川県三浦郡葉山町森戸海岸で採取の小さな桜貝

 『貝寄せ館』には、2012年3月の開館以来、2014年に福津市津屋崎3丁目の故大神喜四郎さん夫人の喜子さんから、白地に褐色の火焔彩がある台湾以南産のタイワンバイや、殻がほぼ三角形で沖縄以南産のシャゴウ貝など貝殻39点を寄贈いただきました。喜子さんは「夫が旧津屋崎町福祉会館勤務時代に同僚従業員の故中川幸助さん(福津市出口在住)からもらった。中川さんが船員をしていた当時、南方で収集した」と話されています。
posted by ケント at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局日記