2022年07月06日
〈事務局日記〉0390:『はちがめ通信21号』発行
写真@:「貝寄せ館」入口格子に張られた『はちがめ通信21号』の1面(上)と2面
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース
『はちがめ通信21号』を発行しました
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、会報ニュース『はちがめ通信21号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を7月6日付で発行、福津市津屋崎3丁目の本会のガイド拠点「貝寄せ館」入口格子=写真@=や、福津市複合文化センター「カメリアステージ図書館」とカメリアホールに掲示し、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。
『はちがめ通信21号』1面のトップ記事には、福津市本木の林道で6月20日に開催した初夏の植物観察会の様子を掲載。会員らがつる性の植物・キジョランの葉に“渡り蝶”・アサギマダラの幼虫が食べて開けた穴を見つけたほか、5月23日に久保田由美子会員が白い花の蜜を吸いに2頭のアサギマダラが飛来した標高260mの林道沿いにあるウツギ(空木。卯の花)の様子を確認、猫の好物で知られるマタタビのどんぐり形の実やマムシグサの花などの観察を楽しんだ模様を紹介しています。
1面中段には、「宗像植物友の会」から本会へ2月6日に寄贈された同友の会発行の『宗像・福津の植物ガイド ふるさとの野山を歩く』の内容を掲載。1面下段には、麦野裕会員の「塩木の家」紹介記事が福津市文化協会から3月に発行された会誌『文化福津』に掲載されたことを紹介しています。麦野会員は、福津市津屋崎3丁目にある卯建の建つ町家・「麦屋惣平衛邸」(木造瓦葺き2階建て)の当主。土蔵造りの同邸が、防虫防腐のため海水に数年間浸けた材木「塩木(しおぎ)」の梁を用いて明治40年(1907年)7月に建てられた経緯を紹介記事で詳しく説明されています。
『はちがめ通信21号』2面は、令和3年(2021年)で築120年になった津屋崎千軒民俗館「藍の家」(国登録有形文化財)を祝う藍の家120歳催事を特集掲載。3月19日に藍の家で開かれた山田由香里・長崎総合科学大学工学部教授(日本建築史)の講演会や、藍の家保存会(「海とまちなみの会」会員)が中心となって運営して4月23日に開催の藤原惠洋・九大名誉教授(建築史)の特別記念講演会の模様を紹介しています。2面下段には、「海とまちなみの会」が2021年10月に福津市立津屋崎小学校2年5組の地域学習「わたしの町発見」に協力したお礼に、5組児童34人から手紙文集が2022年1月に届いたことを掲載しています。
2022年07月02日
〈活動記録〉0733:宮地浜「夕陽風景時計」7月定期清掃
写真@:版面の汚れを除く宮地浜「夕陽風景時計」の定期清掃作業
=福津市宮司浜4丁目で、2022年7月2日午前8時50分撮影
人気スポット・宮地浜「夕陽風景時計」の7月清掃作業
光の道$竚iの「宮地嶽神社」参道石段突き当りの海辺で
「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は7月2日午前、会員3人が福岡県福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」(幅110cm、奥行き70cm、高さ90cm)の版面の汚れを落とし,据え付け台前の浜砂を除くなど定期清掃作業を行いました=写真@=。海水浴シーズンを迎え、「夕陽風景時計」をより多くの方が訪ねやすくなるよう、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息を!
宮地浜「夕陽風景時計」は、本会が福津市制施行10周年記念事業として平成26年(2014年)7月6日、市民ら約2百人から寄せられた募金約40万円で宮地浜に設置。2月23日ごろと10月18日ごろ年に二度だけ、夕陽が参道を黄金色に照らしながら玄界灘に浮かぶ「相島」(福岡県新宮町)の背後に沈む絶景・光の道≠ェ楽しめる「宮地嶽神社」参道石段最上部から、真っすぐ1.4`先の海辺にあります。扇形に描いたステンレス製の時計版の縦軸に日没時刻、横軸に方位と水平線に見える島影の約150度の「パノラマ風景」が刻まれており、横八文字形の「夕陽ループ曲線」をたどれば、一年間を通じて夕陽が沈む方向と時刻が分かります。
光の道$竚iは、平成28年(2016年)2月に人気アイドルグループ「嵐」(2020年末で活動休止)のJALの国内旅行企画CMで、テレビ放映され、全国的に知られる夕陽絶景が楽しめる人気スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。「海とまちなみの会」では、夕陽の絶景が楽しめる人気スポットとして貴重な時計を守っていきたいと、毎月保守点検を兼ねた清掃作業を行っています。