2022年05月31日

〈活動記録〉8730:今季のアサギマダラ飛来記録

2205140805秀スナビキソウの花の蜜を吸う・津屋崎浜に飛来のアサギマダラ0026 - コピー.JPG
写真@:スナビキソウの花の蜜を吸うアサギマダラの雄
=福津市・津屋崎浜で、2022年5月14日午前8時5分撮影

“渡り蝶”・アサギマダラの今季飛来記録
――福津市・津屋崎浜と宮地浜のスナビキソウ群生地

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は、4月22日から福津市・津屋崎浜と宮地浜のスナビキソウ群生地に飛来する“渡り蝶”・アサギマダラ=写真@=のマーキング調査を地元市民と続けていましたが、6月8日飛来の雄1頭にマークしたのを最後に今季は64頭(いずれも雄)にマークしました。2021年は101頭(同)にマーク、2020年は81頭(同)にマークしており、飛来数の減少を反映しています。

 今季のアサギマダラの初飛来は5月6日の津屋崎浜と宮地浜で確認された計3頭で、2021年の4月22日の津屋崎浜で確認された初飛来1頭より2週間遅くなりました。アサギマダラが蜜を吸う海浜植物・スナビキソウの開花は、4月22日には18株確認されており、ほぼ例年並みです。2021年の飛来終認は7月2日、2020年の飛来終認は6月10日でしたので、7月初旬まで飛来調査を続ける予定。

 今季飛来数のピークは5月22日の12頭で、次いで多い飛来数は同月13,14両日の各5頭でした。福津市津屋崎地区への北上個体の確認例では2013年6月3日、地元市民が津屋崎浜で再捕獲した雌に「MG 上五島 5/11」の標識があり、長崎県新上五島町の野下広人さんが五島列島上五島(中通島)の林道でマークした個体が、東北東に154kmを23日間で移動したことが分かっています。今後、五島列島などから津屋崎浜や宮地浜への標識個体の飛来の可能性もあるのでは、と期待されています。
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2022年05月01日

〈活動記録〉0729:宮地浜「夕陽風景時計」5月定期清掃

〈活動記録〉0729:@2205010902清掃後の宮地浜「夕陽風景時計」9286.JPG
写真@:定期清掃作業を終えた宮地浜「夕陽風景時計」
    =福津市宮司浜4丁目で、2022年5月1日午前9時撮影

人気スポット・宮地浜「夕陽風景時計」の5月清掃作業

光の道$竚iの「宮地嶽神社」参道石段突き当りの海辺で

 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」事務局は5月1日午前、福岡県福津市宮司浜4丁目の宮地浜「夕陽風景時計」(幅110cm、奥行き70cm、高さ90cm)の版面の汚れを落とし,据え付け台前の浜砂を除くなど定期清掃作業を行いました=写真@=。清掃後、ハイキングに訪れたご夫婦が時計を背に記念撮影され、犬と散歩の高齢男性がそばを通りすぎました。「夕陽風景時計」をより多くの方が訪ねやすくなるよう、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息を!

 宮地浜「夕陽風景時計」は、本会が福津市制施行10周年記念事業として平成26年(2014年)7月6日、市民ら約2百人から寄せられた募金約40万円で宮地浜に設置。2月23日ごろと10月18日ごろ年に二度だけ、夕陽が参道を黄金色に照らしながら玄界灘に浮かぶ「相島」(福岡県新宮町)の背後に沈む絶景・光の道≠ェ楽しめる「宮地嶽神社」参道石段最上部から、真っすぐ1.4`先の海辺にあります。扇形に描いたステンレス製の時計版の縦軸に日没時刻、横軸に方位と水平線に見える島影の約150度の「パノラマ風景」が刻まれており、横八文字形の「夕陽ループ曲線」をたどれば、一年間を通じて夕陽が沈む方向と時刻が分かります。

 光の道$竚iは、平成28年(2016年)2月に人気アイドルグループ「嵐」(2020年末で活動休止)のJALの国内旅行企画CMで、テレビ放映され、全国的に知られる夕陽絶景が楽しめる人気スポットに。宮地浜「夕陽風景時計」も、NHK総合テレビで同年12月2日に「夕日の町に新名所」として福岡県内で放送され、同月28日の「NHKニュース おはよう日本」で「人気! 夕日が見える新名所」として全国放送されて有名になりました。「海とまちなみの会」では、夕陽の絶景が楽しめる人気スポットとして貴重な時計を守っていきたいと、毎月保守点検を兼ねた清掃作業を行っています。
posted by ケント at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動記録