2019年04月22日

〈事務局日記〉0355:豊村酒造で講演会

〈事務局日記〉0355:@1904211311講演する藤野清次九大名誉教授・豊村酒造「写真展」講演会1935.jpg
写真@:「豊村酒造」で講演する藤野清次九州大学名誉教授

藤野清次九州大学名誉教授が「豊村酒造」で講演
津屋崎の古い白黒写真のAI技術によるカラー化の意義について

 福津市津屋崎で「第22回津屋崎千軒よっちゃん祭」が開催された4月21日(日)、同市津屋崎3丁目の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ボランティアガイド拠点事務所・「貝寄せ館」に、藤野清次九州大学名誉教授が立ち寄られ、会員ガイドが館内に掲示の津屋崎馬車鉄道や筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門(1860−1947年)の“お抱え運転手”で津屋崎に家があった中村林蔵氏の写真、「津屋崎千軒昭和初期の町並み」復元地図などを説明。この後、近くの明治7年創業の「豊村酒造」で開かれた講演会で、藤野名誉教授が「AI(人口知能)で想い出のカラー化―津屋崎の祭りと人と酒―」と題して講演=写真@=され、祭で入場した観光客や市民とともに会員らも聴講しました。

 藤野名誉教授はAI(人口知能)の自動色付け技術を使って昔の白黒写真のカラー化に取り組んでおられ、「豊村酒造」に保存されていた正面外観の白黒写真をカラー化=写真A=した結果、正面前に人力車が止まっていることが明らかになり、人力車が利用されていた時代に撮影した写真と分かったと講演。また、津屋崎山笠や中村林蔵氏が外車・キャデラツクの前に立つ姿、大正10年ごろ旧福間駅前広場に停車した3台の津屋崎馬車鉄道、伊藤伝右衛門が宮地嶽神社に昭和10年代に寄贈した赤銅の大鳥居(戦時中に金属供出で撤去)の白黒写真をカラー化した写真も紹介し、金属光沢のある赤銅色で蘇った赤銅の大鳥居が「六百俵の石碑」そばの参道石段に建てられていたと解説、聴講の人たちから、筑波大学の研究者らが開発したというAIの自動色付け技術について「私も使ってみたい。正確にカラー化できない場合もありますか」の質問が出されるなど感嘆の声が上がっていました。
〈事務局日記〉0355:A1904211344正面外観カラー化・豊村酒造「写真展」1942.jpg
写真A:「豊村酒造」に保存されていた正面外観の白黒写真(左)とカラー化した写真

 白黒写真をカラー化する意義について、藤野名誉教授は@観光業に役立てられるA記憶を蘇らせ、人を元気にしてくれる、と指摘されました。 
 
posted by ケント at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局日記